二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 僕が、もしも——。【REBORN】 ( No.29 )
- 日時: 2010/08/17 15:55
- 名前: 人間不信 (ID: uT5MQLCg)
「ボンゴレ夜空の守護者は、欠番か・・・」
黄金の大空は、悲しげに答えた。
—Flame,12— 初代大空
一旦十年前に戻った俺達は、アルコバレーノの奇跡で初代ボンゴレを呼び起こした。
すると初代ボンゴレは急に悲しげな表情に変わる。
「貴様の夜空の守護者は・・・居ないのか」
「え、」
「夜空の守護者は、壊崎終夜だが、今は居ない」
リボーンがそう言った。
そういえば、終夜は大空のボンゴレリングと酷似していた物を指に嵌めていた。
「壊崎が極厳に守護者だったのか!」
「あぁ、」
「・・・」
「初代?」
初代ボンゴレは、苦しそうにしながら消えていった。
俺達は不思議になりながらも——これから始まる試練について、考えていた。
◆
「・・・」
「プリーモ、大丈夫でござるか?」
初代雨の守護者・・・朝里雨月は、苦しげなプリーモに話しかけてきた。
「あぁ、大丈夫だ」
奇跡によって呼び出された彼らには、一人、足りなかった。
プリーモはその名を苦しげに呟く。
「・・・ヨル」
「・・・プリーモ。お前が苦しいのは判ってるが、今は試練をデーチモ達に行わなければいけないんじゃないのか」
嵐の守護者、Gは静かにそう言った。
「だが、究極に気になる気持ちも判るな」
晴の守護者、ナックルは言った。
「・・・ヨルはまた同じ運命を辿らなければいいけどね」
雲の守護者、アラウディは静かにそう言った。
「だけどぉ、やっぱりヨルはヨルで頑張ってると思うだもんね」
雷の守護者は無責任に言った。
「・・・そうだな」
そして、プリーモは夜になった空を見上げた。
◆
「・・・壊崎終夜ですか・・・」
名前を改名した今でも。
僕は貴方の事を思い続けているのです・・・。
「ん〜ん・・・沢田綱吉・・・貴方はボスとして相応しくない・・・」
(夜空の守護者を守りきれないボンゴレのボスは、不必要です・・・)
(初代ファミリーは、それぞれの思いを抱き始める)