二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 僕が、もしも——。【REBORN】 ( No.29 )
日時: 2010/08/17 15:55
名前: 人間不信 (ID: uT5MQLCg)

「ボンゴレ夜空の守護者は、欠番か・・・」
黄金の大空は、悲しげに答えた。



—Flame,12— 初代大空


一旦十年前に戻った俺達は、アルコバレーノの奇跡で初代ボンゴレを呼び起こした。
すると初代ボンゴレは急に悲しげな表情に変わる。

「貴様の夜空の守護者は・・・居ないのか」
「え、」
「夜空の守護者は、壊崎終夜だが、今は居ない」

リボーンがそう言った。
そういえば、終夜は大空のボンゴレリングと酷似していた物を指に嵌めていた。

「壊崎が極厳に守護者だったのか!」
「あぁ、」
「・・・」
「初代?」

初代ボンゴレは、苦しそうにしながら消えていった。
俺達は不思議になりながらも——これから始まる試練について、考えていた。





「・・・」
「プリーモ、大丈夫でござるか?」

初代雨の守護者・・・朝里雨月は、苦しげなプリーモに話しかけてきた。

「あぁ、大丈夫だ」

奇跡によって呼び出された彼らには、一人、足りなかった。
プリーモはその名を苦しげに呟く。

「・・・ヨル」
「・・・プリーモ。お前が苦しいのは判ってるが、今は試練をデーチモ達に行わなければいけないんじゃないのか」

嵐の守護者、Gは静かにそう言った。

「だが、究極に気になる気持ちも判るな」

晴の守護者、ナックルは言った。

「・・・ヨルはまた同じ運命を辿らなければいいけどね」

雲の守護者、アラウディは静かにそう言った。

「だけどぉ、やっぱりヨルはヨルで頑張ってると思うだもんね」

雷の守護者は無責任に言った。

「・・・そうだな」

そして、プリーモは夜になった空を見上げた。





「・・・壊崎終夜ですか・・・」

名前を改名した今でも。
僕は貴方の事を思い続けているのです・・・。

「ん〜ん・・・沢田綱吉・・・貴方はボスとして相応しくない・・・」

(夜空の守護者を守りきれないボンゴレのボスは、不必要です・・・)




(初代ファミリーは、それぞれの思いを抱き始める)