二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 僕が、もしも——。【REBORN】  〜未来決戦編〜 ( No.34 )
日時: 2010/08/17 22:49
名前: 人間不信 (ID: uT5MQLCg)

『終夜君、ボンゴレが動き出したよ』

無線機から白蘭の声が聞こえた。
楽しげに——凄く、

『終夜君は言わなくても何をすればいいか判ってるよね?』
「・・・」

俺は無線機を切って、走り出した。





俺達はユニを守る為に森まで走ってきた。
もう空は暗くなって、夜になっている。
パチッと中央で焚いている火が燃えていた。

「ツナ、大丈夫か」
「うん、」

ガンマも仲間になって、ますます賑やかになった。
ユニが少し不安そうな顔で俺を見ていた。

「ユニ、どうしたの?」
「・・・沢田さん、終夜さんはきっと戻ってきますよ」
「未来予知か?」
「いえ、只の勘です。ですが、きっと戻ってきます」

ユニはそういってニコッと笑った。
俺は不安そうな表情をした。

「・・・絶対に勝たなきゃ」
「えぇ、絶対に勝ちましょう」
「でも、白蘭さんを倒せば終夜君は「 覚醒 」しないかもしれない・・・それでも」
「それでも、勝ちます」

そう、絶対に白蘭だけは。


(・・・綱吉クン、キミは判ってない)


覚醒と言う言葉がいったい何を表しているのかを。
入江正一は、顔をゆがめた。





「終夜君、大丈夫かい?」

終夜君は一度僕の居るホテルまで戻ってきていた。
終夜君は変わらない表情で僕を見ている。

「うん、じゃあ決戦は明日だ」
「ハイ」
「ハハン」

僕はクスリと笑う。