二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 僕が、もしも——。【REBORN】  〜未来決戦編〜 ( No.36 )
日時: 2010/08/18 09:39
名前: 人間不信 (ID: uT5MQLCg)

「ゴメン」



—Flame,15— 二つの炎


朝になって、ザクロたちはいっせいに飛んでいった。
その後巨大な爆発が二箇所で起こる。

「んー、ヴァリアーが来たのかー。うん、じゃあゴーストもそろそろ来る頃だ。じゃあ、着替えようかな」

俺はそんな白蘭の声を静かに聴いていた。





ゴーストと言う最後の真六弔花を倒すために俺は零地点突破・改を行って、ゴーストを吸い取った。
リングが地面に滑り落ちる。

「いやあ凄い凄い!」
「!」

俺達は頭上を見上げる。

「ゴーストを倒しちゃうなんてさ♪」

ソコにいたのは、白蘭と終夜。
終夜は虚ろな目で俺達を見ていた。
ぐっと拳を握る。

「また元気な君に会えるとはうれしいなぁ、綱吉クン」
「・・・白蘭、終夜・・・」
「ボンゴレファミリーの主力メンバーも勢揃いでますます嬉しいよ♪それにしても綱吉クン、物好きだなあ」
「!」
「かつて君の命を消そうとした者を従えてるなんて正気の沙汰じゃない」

するとザンザスが口をあけた。

「おいカス。言って置くが俺は沢田に従っちゃいねぇ」


——ドウッ


「心外です」


—ギシャァァァ、ズドッ


「皆ガス欠だよね。終夜君でも止められるんだから」
「!」

終夜は全ての攻撃を受け止めていた。

「お前達下がっていろ」
「!」

俺は拳を再び握り締めた。

「コイツの相手は俺だ!」
「うん、だけど、その前にね」

終夜が、前に立った。
グローブを嵌めた手に、マーレのリングが光っていた。

「君の相手はまず——終夜君だよ」
「!?」
「・・・」


——ゴァァァァッ


炎が、終夜の拳に黒く淡く灯った。