二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ナチュラル魔法学校 〜キヲクを辿って〜 ( No.18 )
日時: 2010/08/26 19:42
名前: ショート ◆P5dIQa6tkI (ID: hvvY4hVb)

10話[ *—放課後 (商店街)—* ]


「何処にいくんでs———じゃなかった…何処行くの?」

「商店街から行きましょっ♪」

「蔓姉さん、平気なのかよ?」


眉を顰め、少し心配そうに聞く薺くん。
商店街に、何かあるんでしょうか…?


「え、あ、うー…、だ、大丈夫よ、少し回るだけじゃない!」

「そんなこと言って、石榴案内する時…」

「大丈夫だから! ほらっ!」


う、うーん…、
何かあるのは間違いないと思うのですが…

て、いうより…
ホントに大丈夫なんでしょうか…

ほんの少し、不安を抱きつつ、4人で『商店街』を目指し、歩き始めた。


 *—商店街—*

「じゃあ、何処から行こうか?」

「じゃあ、かめや。」


薺くんが即答した。
よく分からないけど…、何故其処なのでしょう?


「な、何でよ…っ、」

「理由を一番分かっているのは蔓姉さんでしょ。

 はい、行くよ。」

「うぅ…;」


うーん、何かよくないことでもあるのでしょうか…

気になります…!


「此処がかめや。

 お呪いに使う材料や、薬が売ってあるのよ。」

「わ、文字が逆…!初めて見た…」

「中もけっこう古いぜ。」

「まぁ、いいんじゃないの〜?

 次、行こうよ。」

「じゃあ次は何処行く?」

「んー…(あと全部危険なんだけど…)」

「じゃあ、ライムライト。」


またまた薺くんが答える。
そして、薺くんがチラッと蔓さんを見る。

うーん、よく分からないです…。


「じゃ、じゃあ行きましょっ;」

「う、うん…」


 *—ライムライト—*

「わぁ、何か大人っぽいですね…。」

「中もだよ。」

「此処ではジュースが飲めるんだぜ!」


そんな場所があるんですね…

それにしても、さっきから全然蔓さんが喋ってないのですが…
どうしたのでしょう?


「じゃあ、次な。

 よし、モン・パリ行こうぜ。」

「う、うん…、あのさ、蔓さn———「気にしちゃダメなんだ。」

「そ、そう…;」


 *—モン・パリ—*

「此処では、髪型が変えられるんだ!」

「そ、そうなんだ…美容室?」

「そうだよ☆」


商店街って、美容室とかあるものなのでしょうか?
まぁ、いいです。

気にしないのが一番ですよね。


「じゃあ、次行くか。」

「フラワー・デイジーでいいよね?」

「そうだな。」

「(蔓さん、さっきっから、一言も喋ってない…)」


 *—フラワー・デイジー—*

「わぁ…お花がたくさん!」

「此処では、ガーデニング用品が売ってるんだ。」

「誰もガーデニングしないけどね…。」


じゃあ、私がやろうかな?
花の世話も好きだし…
明日から、此処に来ようっと!


「次、行こうか。」

「うん、何かヤバいね。」

「ほ、ホントにいいの…?」

「気にしたらダメなんだ。」


 *—ハロゲンデパート—*

「うわ、広そう…っ!」

「いや、普通に広いよ。」

「此処だけだぜ、店で2階まであんの。」


ふぁ〜…広いなぁ…。
デパート…って、商店街には普通ないですよね…;

まぁ、他のところにあってもアレですけどね。


「デパートは、家具とか絨毯とか…、CDとか売ってるぜ!」

「って、そろそろ行ったほうがいいって!」

「うわ、ホントだ!」


薺くんたちの視線の先は…、蔓さん。
何か、黒いオーラっぽいものが出てるような…;

ま、まぁ、気にしちゃダメなんですよね…っ;


「じゃ、もう、最後だから…商店街は。」

「う、うん…。」


 *—スマイル・ビビ—*

「此処は…服屋?」

「まぁ、そうだな。

 でも、かなり高いのもあるんだよな…。」

「そりゃしょうがないよ…ってゆーか、貯金しない薺くんがいけないんだよ?」

「でもよ…って、蔓姉さんが;」

「もう無理! あたし、商店街に残る、じゃあね!」


即行去っていく蔓さん…。

商店街に残るって言ったのに、此処からいなくなって…;
どうするんでしょうか?


「あのさ、ホントに、いいの?」

「まぁ、しょうがないんだよ。」

「うん、蔓ちゃんはね、買い物とか、すっごく好きなんだ。」

「あれでもけっこう耐えてたと思う。」

「そ、そうなんだ^^;」


蔓さんの新しい一面を知ると同時に、
商店街の案内が終了——。

次は、何処へ行くのでしょうか?
ワクワクです!


10話☆終了