PR
二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 小さな本棚の中の本達 【REBORN】 ( No.2 )
- 日時: 2010/08/21 11:32
- 名前: 人間不信 (ID: uT5MQLCg)
「恭弥、何を見てるんだ?」
跳ね馬と屋上で戦っている最中、僕は屋上から1人の少女を見ていた。
跳ね馬が不思議そうに僕の見ている先を見た。
「・・・恭弥、もしかしてあの子が好き、ガハッ」
僕は跳ね馬を殴りつける。
「何すんだよ!」
「別に」
僕はソレだけを言うと屋上を後にした。
◆
「宿題が終わらないッ!」
「ハハッ頑張るのな」
「山本の裏切り者!」
私は山本が教室を出て行った後、カリカリと鉛筆を走らせた。
だけど一向に紙は減っていかない。
「・・・猫の手でも欲しい・・・」
「だったら僕が貸してあげようか?」
「あー有難うございます・・・って雲雀さん!?」
私が後ろを振り向くと、ソコには雲雀さんが何でもないように立っていた。
相変わらず無表情の彼に、私はあわてる。
「ねぇ、何処が判らないの?」
「へッ?・・・あ、ハイ。此処です」
「此処はね・・・」
何時の間にか、そんな事をしていると夕方になって行った。
「もう遅いでしょ?君の家まで送るよ」
「え、でも」
「君に拒否権なんてあると思ってるの?」
(思ってませんけど何か理不尽じゃありませんか!?)
私は諦めて、雲雀さんの後を突いていった。
「早く乗りなよ」
「・・・私、未成年です」
「いいから乗りな。僕と一緒なら捕まる事も無いから」
もう諦めた私は、雲雀さんの後ろに乗る。
バイクはカタナという物らしい。
最も私にはマニアックすぎて判らないけども。
(・・・アレ?)
気が付けば、心音が早くなっていた。
自分でも判るくらいに。
そして、気が付く。
『恋ってこんな物なんだ(ね)』
(お互い、気が付いた)
PR