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『帝国の逆襲！前編』


音「・・・」
風「音御。どうしたんだ？」
風丸が心配そうに尋ねた。
音「・・・なんでもない・・・」
壁「ほんとに大丈夫っすか〜？音御先輩」
音「・・・あぁ・・・」
鬼「何があったんだ！音御」
染「・・・ケッ！何があったのかも言えねぇのか貴様はっ！」
音「・・・」
音御はやっぱり黙ったまま、何も言わない。
瞳「・・・結木さん。いったい何があったのですか。言ってみなさい」
瞳子監督が音御に言った。
音「・・・・・・・・・・・・俺の親が・・・」
音御がやっと口をひらいた。
音「４歳の時に・・・何者かに殺されたんです」
雷全員「！！！！？」
音「その犯人・・・ずっと見つからなくて・・・俺・・・一人でずっと捜してました。でもその犯人が・・・影山だったんですっ・・・！」
雷全員「え・・・っ」
全員返す言葉がないのか、黙ったまま。
音「４歳の時に最強のエースストライカーという名を持っていた俺のせいで・・・俺の両親は・・・」
瞳「そう・・・そんなことが・・・」
瞳子監督は優しく言葉を返した。
音「だから・・・絶対にこの試合に勝って・・・影山をやつけたいんです・・・」
円「そっか・・・そうだな！この試合絶対に勝とう！音御のため、そして佐久間や源田、鬼道のためにも！」
雷全員「おぉっ！」






—続く—