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『最後のワイバーンブリザード』


円「えっ・・・監督！？」
染「大丈夫だって・・・こんな怪我・・・なぁ。吹雪」
吹「ごめんね・・・。僕が気づかなかったせいで・・・」
瞳「抜けてもらいます」
風「本人が大丈夫って言ってるんです！抜けさせなくてもいいじゃないですか！」
円「風丸・・・？」
風「そうだろ？円堂。今の俺たちに必要なのは・・・自分の体がどうなろうと、勝つと言う気迫です！円堂・・・お前だってわかるだろ！？染岡は昔からずっと一緒に戦ってきた、仲間だろ！？」
風丸が発したいきなりの言葉。
瞳「・・・仲間だからこそよ。このまま染岡君が居たら、みんな染岡君を気遣って、満足に試合ができないでしょう？」
風「でも・・・！」
染「チッ！」
染岡がおもいきりグーでベンチをたたいた。
染「もういい。風丸。悔しいけど監督の言うとおりだ・・・仕方ねぇよ。・・・吹雪！音御！雷門のストライカー、任せたぜ」
吹「ぁ・・・ぁぁ・・・ぅん・・・」
音「あぁ・・・」
全員、染岡がチームから抜けるという言葉を聴いて、呆然とする。
仲間が1人、居なくなるから・・・。
染「なんだよみんな！そんな顔すんなって！一時撤退ってやつだ！すぐ戻って来る！」
円「・・・必ず、戻って来いよ！」



—続く—