二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 薄桜鬼【タイトルはそのうち決めます】 ( No.40 )
日時: 2010/11/08 17:25
名前: 奈絡 ◆nMFqOF/qCM (ID: 3rAN7p/m)
参照: http://俺の名はロックオン・ストラトス

 ………何か鳥のさえずりが聞こえるなぁ……
これが普通の人のいう『さわやかな朝』のことだろうか……
何が『さわやか』なんだ?
 まぶしいじゃないか……眠いし……
「あ、あれ……?」
俺は、そんなことを考えながら少し目を開くと、そこは見覚えのあるような、ないような場所だった。
 ああ、生きてたんだ……
それにしても、痛いなぁ
 久しぶりだなぁ、こんな傷を負ったのは……
「あれ、起きたんだ」
部屋の襖がひらき、沖田たちが入ってきた。
「起きたんだよ、何しにきた?」
俺は、そう言いながら沖田を睨んだ。
※架那は寝起きは、凄く機嫌が悪いんだよ!(特に朝は)
「うわぁ、怖いなぁ」
沖田は大して怖くもないくせに、そんなことを言った。
だから俺は、さらにムカついた。
 さっさと、追い出すか……
「何しにきた?」
俺が、もう一度そう聞くと沖田は用件を思い出したように話し始める。
「ああ、一君が君を連れて帰ってから君を全然見ないからさ」
「もしかしてほんとに死んじゃったんじゃないのかなぁって思ってたんだけど………」
と、そこで一度俺に視線を向け、
「生きてたんだね」
と言った。
 「悪いか」、と言おうとしたが思いとどまった。
 言ったら、色々めんどくさいし……
「で今、暇?」
「はぁ?」
「だから、暇だったら僕と打ち合いしてほしかったんだけど……そんな身体じゃ僕には勝てないよね」
沖田は、そういいながら俺を見てきた。
なぜか、俺には沖田の目が俺を弱い奴のように見てきた気がした。
 ……こいつっ、ぶん殴ってやろうか!?
「いいよ」
何がというような顔をしていた沖田に俺は
「おまえとの打ち合いに付き合ってやるって言ってんだよ、馬鹿」
そう言った。
すると沖田は「じゃあ、行こうか」と言って俺を引っ張ろうとしたが、俺はその動きを止めて、こう言った。
「その前に、着替えさせろ」
 さすがに寝巻きのままだと殺りにくいからな……
「あ、じゃあ、さきに行ってるよ」
そう言って沖田は部屋から出て行った。
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で、まあin道場
「そんな怪我で僕と戦うなんて……死なないように気をつけてね」
沖田が顔に余裕の笑みを浮かべながら言ってきた。
 こいつっ、絶対に勝ってやる!
「はっ、お前こそ新選組一番組組長が怪我人に負けたなんて噂が広がらないように、せいぜいがんばることだな」
俺は顔に笑みを浮かべ、そう言った。

弐の四・完!