二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 薄桜鬼【タイトルはそのうち決めます】 ( No.8 )
- 日時: 2010/08/29 16:03
- 名前: 奈絡 ◆nMFqOF/qCM (ID: 3rAN7p/m)
- 参照: http://俺の名はロックオン・ストラトス
さぁて、どうしたものかな?
俺が思案に暮れている間、沖田総司はずっと笑顔で俺を見ていた。
もう……いいか、どうせ、こいつにはばれてるだろうし……
「はっ、さすがだよ。新選組一番組長、沖田総司、さん」
俺は、笑いながら、そう言った。
その場にいた者たちは、驚いたように目を見開いていた。
「おい、お前。何で総司の名前を知ってるんだ?」
土方歳三が問いかけてきた。
「さあ?何でだと思います?新選組副長、土方歳三、さん」
自分の名前を知らない奴に言われ、土方歳三は、かなり、あせっていた。
「お前、まさか新選組を探っているやつなのか?」
土方が腰にある刀に手をやりながら、聞いてきた。
すると架那は、驚いたように土方にこう言った。
「まさか!僕は京のの町のことを一般の人より知っているだけですよ!」
「では、新選組について知っていることを、すべて話してもらえますか?」
山南敬助か……
架那は山南さんに羅刹のことなど、すべてを話した。
「どこで羅刹のことを知った!?」
土方は架那に問い詰めていた。
「どこでって、そりゃぁ直接見ましたよ。隊士が羅刹になる瞬間を、ね……」
「誰かに聞いたとかじゃねえだろうな?」
「違いますよ。というか、土方さん、近いです。もう少し離れてもらえます?」
土方は、そう言われ架那から距離をとった。
「で、お前は何でそんなあ情報を集めてるんだ?」
土方が聞いてきた。
「趣味です。僕の趣味は人間観察で、それをやっているうちに、こんなところまでたどり着いたわけですよ」
「あ、安心してくださいね。誰にも新選組のことをはなしていないですから」
土方は、驚いていた。世の中にはいろんな奴がいるんだなぁということを考えていたはずですよ。
土方は、しばらく考え込んでいたが、やがて、顔を上げ、架那に向き合い、こう言った。
「なら、お前。新選組のために情報収集してくれないか?」
壱の二・完