二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: Chapterⅱ ●テニスの王子様 and テニスのお姫様○ ( No.118 )
日時: 2011/01/30 21:34
名前: うっさー ◆QwHNUB52r2 (ID: HnQQx7lG)
参照: 何時ノ間ニ変ワッテシマッタ君ハ、行キ成リ僕達ノ前ニ現レタ。

*+第十三話+*


「暑い。試合会場になんか来なければ良かった」

少女は紅髪を風に靡かせながら歩く。

「でも、唖李栖に気になること聞いちゃったしね」
携帯を開けば、先程、彼から来たメールを見る。
「ま、通るだけで良いでしょ。どうせ、関係ないし」
ピッピッピッと音と共に少女は、彼にメールを打つ。

「さてと、行きますか」

少女は、青学vs比嘉 戦のコートに向かった。



***[いつかの職員室]


「零、を出せじゃと??」


竜崎先生は携帯電話で相手と話す。



「だがな、」


竜崎先生はそこで止める。


向こうが話を遮ったらしい。



「無理じゃ。アイツはレギュラーじゃない」



竜崎先生が言えば、向こうも反論する。



「……、分かった。わしが手塚達を説得しよう」



竜崎先生が言うと、向こうでお礼と嬉しそうな声。



「だが、零は」


そう言った途端、向こうでフッと笑う。





「なら、良いだろう。あぁ、分かった」





電話を切れば、竜崎先生は「ふぅ」と溜息をついた。

















「勝ち続けるのが吉か、凶か…」



***





「竜崎先生っ!!」





テニス部のマネージャーの声と共に、相手のチームからボールが飛んできた。




「なっ?!」





避ける暇もなく、ボールは竜崎先生に向かう。






























——————————————————だが、



















いつまで経っても痛みはこない。





変わりに来たのは、ぽとん、と言うボールが無重力で落ちたような音。






















竜崎先生が驚いて前を見れば、そこには知っている子。



























きっと、笑っているであろう“彼女”