二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: Chapterⅱ ●テニスの王子様 and テニスのお姫様○ ( No.273 )
日時: 2011/04/30 22:27
名前: うっさー ◆OOs7K0umK. (ID: bG4Eh4U7)
参照: 相変わらず、テニプリのキャラが分からんww これ、ヤバクね??

*+番外編+*


「ふぁぁぁぁぁあ」

「でっかい欠伸じゃのー」
仁王に言われるものの、目の前の人物はぼけー、っとした表情。

「煩いよー、におクン」
「教えてやってんじゃが」
「なら、ちゃーんと教えろー」
「物覚えが悪いお前さんのせいじゃろが」

二人っきりしか居ない放課後の教室で、ムードのない話をする男女二人。

「だってさぁ、におクンが教えてくれるなんて、“裏”があるとしか思えないんだよねー」
ニコニコと笑いながら言う彼女には、全くもって悪意がない、はず。
「お前さん…。俺のコト嫌いじゃろ」
仁王が溜息交じりに言うと、少し動いてたペンを止め、ニコッと笑う。

「いやぁ。好きだけど、におクンは友人止まりが良いかなぁ」
あはは、と嘘笑いのように笑う彼女。
「つか、そんなこと聞くってことは、マジでなんか裏あるっしょ」
ペンをクルクル回そうとするが、カチャンと音立てて机を上に落ちる。

「あー、今度のぅ、合宿があるんよ」
「へぇー。そんで」
「マネージャーが居るんよ」
「あっそ。だから」

なんて、彼女が言えば、「あんなぁ」と呆れた声。

「簡潔に述べてよ、におクン」
目の前の彼女はめんどくさそうに笑った。
「じゃから、マネージャーやって「却下」」
話しているのも気にせず、目の前の彼女はスッパリ切る。

「嫌だね。休日は寝るって決めてんの。舞桜とかとカラオケ行きたいし」
そう言って、彼女は帰る仕度を始めた。
「お前さん。課題は」
仁王が聞けば、目の前に突き出されたプリントには、全部文字で埋まっている。

「舞桜に教えてもらったんだよ。んじゃぁ、これ先生に出しといてね」
んじゃぁね、と彼女は言いながら、教室を出て行った。

「おい、仁王。真田がまだ終わらねーのか、だってよ。って、あれ居ないじゃん」
ブン太は彼女と入れ違いで、教室に入ってくる。
「なんじゃ、ブン太」
仁王が聞けば、溜息のブン太。

「その感じだったら、無理だったのかよぃ。お前が失敗するなんてな」
ブン太は、近くにあった椅子に座る。
「アイツ変わってるんでな。変人じゃ、変態」
お前なぁ、と言うブン太の突っ込みも仁王はスルーした。

「ま、もう一回言ってみるぜよ」
「じゃねーと、幸村くんに殺されかねないからな」
「……、冗談が通じんよ」
「冗談じゃねーって」

***

「あ、もしもし。うん、終わった終わった」
『遅い』
「てへ★」
『キモイ』

「今さ、アイス屋の前なんだけど」
『あー、じゃぁ、バニラで』
「来ないのね」
『行かないからね』

「むぅ。んじゃぁ、公園で待ち合わせで」
『溶けないようにね』
「あ。……、アイス無理じゃん」
『気が付かなかったの!!』
「うっさいわ」

「とりあえずー、あ、クレープ売ってるや。それ、買ってくね」
『了解』
「じゃぁ、後でねー」





本日も、いつもと変わらない日でした。





***[氷帝にて]


「え、何ですか。聞いてませんよ」
扉は驚きながら、宍戸の傍に行く。

「んなもん、マネが足りねーからに決まってんだろ。向こうからはあの二人が来るだろうな」
跡部の声に反応するのは、向日岳人。
「んなの、また写真撮られるだけじゃんかよ!!」

「ま、それでもええんやないの。で、扉はどうすんや??」
忍足の胡散臭い笑顔に、一歩後ろに下がる扉。

「宍戸くん、が出るなら扉も出ます」





氷帝マネージャー、扉に決定。