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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 悪の娘—悲劇— 第壱話更新 ( No.7 )
- 日時: 2010/10/10 10:56
- 名前: みい (ID: 4Mwjpboz)
“第弐話”sideリン
「ただいま。リン。お嬢様。」
私の目の前には、微笑んで膝をついている「レン」がいた。
小さい頃に分かれたハズ。
それなのに。
何でまた会えてるの?
私の事なんて。
もう分からないと思ってたのにっ
「お帰り!レンっ!」
私は周りの目も気にせず、レンに抱きついて泣いた。
——数十分後——
あれ。私。いつのまに寝たんだろう。
今何時。
。。。。。えっ!?
5時!?
だって、レンが来た時は10時。。。。。。そうだ。レン!
「レンっ!レン!」
私は屋敷の中を走り回った。
けど。
レンは見当たらなかった。
「レン。。。。どこ。」
やっぱり夢だったの。。。。?
やっぱり、会えるはずがなかったの。。。?
私の目からは涙が一粒こぼれおちた——。
「リン。何で泣いてるの?」
「!!!レン!」
私はやっぱり、レンがいないと、何もできない。
「リン?どうしたの?」
レンがいなかったら、レンがいなくなったら。
私。きっとなにもできなかった。
「馬鹿レン!!!お嬢様放っておいて、どこいってたのよ!一声かけなさい!」
「え!?あ。ごめん。買い物に」
「買い物?」
ねえ。レン。
あの約束。
「ブリオッシュ。だよ」
忘れないでね——?
“続く”
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