二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: [色々]貴方に幸せを願おう[短編] ( No.23 )
- 日時: 2010/09/04 23:27
- 名前: ささめ ◆rOs2KSq2QU (ID: 5yzH1Xyu)
(嘘つきみーくんと壊れたまーちゃんよりみーまー)
[シリアス?/ギャグちっくである]
【What are you be?】
「ねぇ、まーちゃん。嘘って何だろうね?」
「むぅ……まーちゃんといちゃこららぶちーなことをしてるさいちゅーに、そんなことを考えるなんて……浮気ですぞーむきー!」
「いや、いつも僕は可愛い素敵でらぶりーで頭脳明晰容姿端麗なまーちゃんのことを考えてばかりだから、たまには余計なことも考えとかないと頭がぱーんってなるかなって思って」
片手でミントビームが出せるかと思えるほどの好青年(注意、好ましい青い顔色が出来る年齢の人のこと)ぶりを見せて、僕はまーちゃん(僕の手首を掴んでどれだけ血を止めることができるのか挑戦中)に弁解の言葉を吐いた。ここで笑うことが出来れば花丸満点なんだろうけど、生憎笑うという行為の出来が無に等しい僕は及第点と言えるだろうか。
「うーむ…………しょーがないなぁー、ここはおば.かなみーくんのために、あたまがべりーぐっちなまーちゃんが答えてあげましょーねー」
「……ありがとまーちゃん、さすがみーくんの大事なまーちゃんだよね」
「くふふ」
とても素敵という英文がとても某有名料理職人という意味に変わっていたのはともかく。両人差し指をクロスさせたまま頭上に持ってくるという、頭の弱いみーくん(まーたん談)には理解不能なスタイルを意地したまま、まーちゃんはにんまりとほくそ笑んだ。
そして「みーくんパワーよ来たれ!」と叫びつつ、数十秒「うにょうにゃにゃー」と明らかに人語というビルからバンジージャンプしたようなうめき声を上げ、考え始める。
「きゅっぴーん! まーちゃん大正解なこたえはっけーん!」
「おお、さすがまーちゃん! ……で、その答えは?」
エクスクラメーションマークを使うにも関わらず棒読みプラス二番煎じという、ジャンプだと主人公候補から除外されそうな言葉を呟く僕。まーちゃんはそんな僕に「にゅふふ」と訳知り顔で近づいてくると、人差し指も僕の左眼球すれすれに近づけた。
「ずっばーり! みーくんとはすっごい宇宙規模でかけ離れてるものなのだ!」
「………………………………………そうだね」
あまりのみーくん主義の壮絶な愛に、ついつい言葉を失っちゃったぜ(真顔)!
「ふふーん、まーちゃんだいっせーかあーい!」
まるでそこで話は終わりとでも言うように、まーちゃんはそのまま僕の胸元めがけて抱擁(またの名を全身使用中タックルである!)を求めてきた。僕はそのまーちゃんの純粋無垢な愛に答え、バ.カップルの日常に全力で努める。
「…………ねぇ、まーちゃん」
「なーに?」
「じゃあ、みーくんは何だと思う?」
————嗚呼、そんなに喜色満面の笑みで答えなくても良いのに。
「それはね、みーくんはみーくんだよ!」
「………………そう、だね」
(みーくんが嘘から遠く離れてるというのなら、)
(一体僕は誰かなんて、)
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みーくんが不幸なのが好きだったりする。