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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: [色々]ララバイ・ララバイ![短編]3つうp ( No.6 )
- 日時: 2010/08/27 23:19
- 名前: ささめ ◆rOs2KSq2QU (ID: 74FX0tZA)
- 参照: ぱやっぱー! ……って大きく叫びたい年頃である
(イナズマイレブンよりゼルマキュ)
[シリアス?/片想い]
【混濁的博愛】
「確かに、マキュアはゼルのことが好きだよ」
どこか夢うつつのように、マキュアは言葉をもらした。いつも明るいマキュアから考えれば、今のように喜怒哀楽を全て抜けたような表情は、珍しいだろう。
ゼルは無言を突き通しつつ、ふとそんなことを考えた。本当なら照れてマキュアの顔さえ見れないはずなのに、なぜか今は黙って正面から見据えることができた。きっと、告白に対して、肯定とも否定だともとれないその言葉を受けているからかもしれない。
「マキュアは、ゼルが好きだよ。…………だけどそれは、デザーム様も、メトロンも、クリプトも…………みんなみんな、同じ好きなの。同じぐらいの好きなの。だから、駄目なの」
「駄目って……どうしてだ、マキュア」
「マキュアはね、」
マキュアは一度言葉を出すのをためらったが、やがて沈鬱な表情で口を開いた。
「この大切な好きを、壊したくない。1人だけに特別な好きは与えられないよ、マキュアは。だからね、だから……」
駄目なの。
何度も壊れた人形のように呟く彼女は、瞳を伏せた。その姿を見て、俺は何も言えなくなり、視線を上空へと飛ばす。
(大切過ぎて伝わらない愛だったなんて)
そう、思いながら。
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マキュアちゃん結婚してくrいやー本日も良いお日柄でしたね。
ゼルが中村悠一ってことは「俺はお前が好きだよ!」とか「渚ああああああ」とか言っちゃうのかな(中の人のネタ的に)。ちなみに両方とも分かった人は書き込まなくてもお友達!
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