二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- イナイレ 〜闇帝国の脅威〜 ( No.43 )
- 日時: 2010/10/02 21:51
- 名前: 薔薇結晶 (ID: UrB7UrBs)
第13話
※ジュリア目線
ジュ「ふうらいけんぽう『きせつかぜ』!」
マ「うわあっ!」
ディ「あまのけんぽう『むらさめ』っ!!」
ジュ「あまのけんぽう『なたねつゆ』!」
小さい頃から国の拳法家に習って毎日修行に明け暮れていた。
4歳の時点で4人の皇子達よりもずば抜けて強かった私はお父様にも期待されていた。
国の子供達は当然ながらそんな私を嫌っていた。
私は国の学校には行かず、城の中で勉強し、修行をしていた。
兄弟である皇子達も、私の事を嫌っているんだろうと思い、余り話さなかった。
でも、違った。
マ「だってきょうだいだぞ、おれたち。」
カ「まさかきらいだとおもってた?」
ジュ「だって、わたしみんなにきらわれてるもん…。」
ディ「だからってミーたちはジュリアのことをきらいにはならないよ。」
ア「そうそう。だから、しんぱいするなよ。」
マ「がっこうも、きたらいいじゃないか。」
ディ「たのしいよ!きっと!」
ジュ「あ…、うっ、うわあぁぁんっ!!」
カ「じゅ、ジュリア!?」
5歳の時に、皇子達からそんな事を言ってもらって、嬉しくて、涙があふれてきた。話し相手なんていなかったから。
そして、国の学校に入学した。
でも当然、私はいじめにあった。
「あんたなんてこなくてもいいのよ!」
「おうさまにきたいされてるからって、いいきになるんじゃないわよ!」
マ「なにやってるんだ!!」
カ「あっ!?ジュリア!!」
「あ、やばっ!」
「おぼえてなさいよ!」
マ「ジュリア、ぶじか?」
カ「うわ…。すごいきずだらけだ…。」
ジュ「だいじょうぶ。かいふくまほう、つかえるから。」
ア「いつのまに…。」
ディ「もしかして、まほうしょよんでる…?」
ジュ「うん、よんでるよ。“オータムレイン”っていうんだ。」
みるみる傷が回復するのでびっくりしたのであろう。
すごい顔だった。
マ「…なんではんげきしないんだ?」
ジュ「え…。」
ア「そうだよな。ジュリア、はんげきできるのに。」
ジュ「…だって、はんげきしてへいしがひとり、おおけがしたことがあった…から、おとうさまに…。」
果実拳法『林檎』を使って、本気で兵士を1人、殺しかけた事があったので、お父様に
「学校の子には反撃をしかけてはいけないぞ。」
と、固く言われていた。
ア「じゃぁ、おどしくらいでいいんじゃないか?」
ジュ「おどしってなぁに…?」
ア「…ちょっとおどろかすくらいってことだよ。」
第4皇子のアスカは難しい言葉をよく知っていた。それに、頭の回転も早かった。
でも、今はそのアスカはいない。
6歳の時に、帝国軍が攻めてきたことがあった。
その時に、連れ去られた。
あの時のことは、3人の皇子も、私も、忘れることができない。
第13話、閉幕。
久しぶりに書いたよ闇帝国!!
しかもセリフがひらがなばっかりで…気持悪っ。