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５７話　懐かしのメロディ

今日、ニュースで流れていた。

暴走したトラックがお父さんに突っ込んできたと。


１人にしないって言ったのに。
もう誰も居ない。

吹「日奈乃ちゃん、ヒデさんが呼んでるよ。」
日「ヒデさん？」

宿場を出るとヒデさん達が居た。

ヒデ「これ、影山からだ。」

綺麗にラッピングされた箱を貰い、開けてみる。

中身はオルゴール。
開けてみると、小さい頃に聞いた懐かしい曲だった。

そして一枚の写真。

家族全員が映っている写真だ。
みんな笑っている。

まるで不幸など起こった事がないような。

日「・・・お父さん。」
ル「日奈乃お姉ちゃん！ルシェもおじさんから貰ったんだよ！」

ルシェちゃんの手にもオルゴールがあった。

私の持っているオルゴールとは違う曲。

日「よかったね。」
ル「それでね、オルゴールの中に手紙があったの！」
日「よかったら見せてくれる？」
ル「うん！はい！」

一枚の手紙にはお父さんらしい言葉が書いてあった。

鬼道君は泣いている。

オルゴールは悲しく流れていた。

日「もう、居ないんですね・・・。」

でも泣きません。

私にはイナズマジャパンのみんなが居る。


１人じゃない。


日「さぁ、練習しましょ！もしかしたら決勝戦にいけるかもしれません！」
円「そうだな！」

お父さん、お母さん、健兄にお姉ちゃん。

私を見守っててください。

私も頑張るから・・・。


ふと立ち止まり、お母さんの形見のネックレスを握り、私は練習を始めた。



５７話終わり

まとめたよ。

才能ぉおおおお！！！