二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナイレ〜双子の運命〜 ( No.403 )
日時: 2010/12/30 19:24
名前: MiNi (ID: AHLqKRWO)

59話 伝承の鍵2

「たくっ、師匠も酒に酔ってるから夏未を呼べないって。私だってまだやる事が!」

歩雨が愚痴をこぼしながら、夏未を探していた。
そして着いた場所は・・・。

「着いた。コトアールから結構距離あるからな。」

そして手首に付いてあるブレスレットを見る。

「どうして付けたんだろ?」

そう思い、日本街のグラウンドへと向かった。


そして日奈乃達は・・・

「みなさん、準決勝はブラジルの“ザ・キングダム”です!特にロニージョさんは私の憧れでもあり、スピード、パワー、テクニックと全てに関して凄いんですよ!!」

興奮しながら日奈乃はサッカー雑誌をみんなに見せていた。
サッカー雑誌は何度も読み返されたのか、ボロボロだ。

サッカーが大好きとゆう気持ちが伝わる。

「憧れなのか?」

鬼道がそう言うと、日奈乃はキラキラした目で答える。

「はい!ヒデさんもですが、ロニージョさんみたいに強くなりたいんです!そして準決勝では戦えるんですよ!もうサイコーです!」

「ふふっ、日奈乃さんは本当にサッカー好きなんだね。」

秋が微笑みながら日奈乃が持っているサッカー雑誌を見る。

「はい!サッカーを始めたのは死んだお姉ちゃんの影響なんです。とってもサッカーが上手だったんですよ!」

嬉しそうに話す日奈乃だが、どこか寂しそうだった。

それに気付いた吹雪。

「日奈乃ちゃん、ザ・キングダムの試合の為に僕達の技を進化させない?」

「あ、いいですね!円堂君達も練習やりますか?」

「ああ!俺もキーパーの練習だ!みんな!はりきっていこうぜ!!」


『おーーー!!!』


グラウンドへ行くと、誰かが円堂達を見ていた。

それは・・・

「あれは・・・フィディオ君!」

そう言うと、フィディオは円堂達の所まで来た。
そして他にも・・・

「わー!エドガーさん!テレスさん!ディランさんにマークさんも!え!?夕斗君!!」

ディランとマークの隣に夕斗も居た。
みんなイナズマジャパンの応援でも来たのだろう。

「日奈乃!相変わらず小さいな!」

「ひ、酷いです!」

「冗談だよ!おらぁ!」

近くにあったボールを夕斗がおもいっきり蹴ると、グラウンドの外へ行ってしまった。

すると・・・

「「バタフライドリーム!!」」

そのボールは円堂一直線に向かった。

なんとか止めた円堂。

「もしかして!塔子!リカ!」

円堂がそう言うと、2人の少女が来た。

「円堂ー!久しぶり!応援に来たんだよ!」

「イケメンいっぱいや!!」

2人は円堂達と共に、エイリア学園を倒した仲間なのだ。

「凄い!2人に会えるなんて!」

日奈乃は真っ先に2人の所に行く。

「イナズマキャラバンメンバーだ!初めまして!藍原 日奈乃と申します!」

「あたしは財前 塔子。」

「ウチは浦部 リカや!」

大人しい日奈乃がすぐに仲良くなる事にみんなは驚いた。

「見てみー!あ、あれ?」

リカがポケットなどを触るが無い!と叫ぶ。

「どうしたんだ?」

「ここに来る前に可愛いブレスレット見つけたんやけど、無いで!」

「もしかして落としたんじゃないか?あたしはあるよ。」

バックから黒のブレスレット出した塔子。
リカはまだ探している。

「うわぁ〜!綺麗!」

「あげる。あたしこうゆうの好きじゃないから。」

塔子から黒のブレスレットを貰うと、さっそくブレスレットを付ける。
キラキラした目で日奈乃はブレスレットを見つめる。

見た目はプラスチック製に見える物。

「ありがとうございます!大事にします!」

空はさらに暗くなり、雷が落ちてきそうだった。


千年際が始まろうとしていた。



59話終わり