二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 秋色の夕焼け空<イナズマイレブン>  ( No.126 )
日時: 2010/09/18 12:49
名前: さくら (ID: sNU/fhM0)

『ふわぁぁぁ。今日は良く眠れたぞー。』


代表選考試合も終わり、日本代表の強化合宿が始まった。


冬花ちゃんを加えたマネージャー3人と目金君はここでの生活の家事やらを任されていた。

私も出来る限り手伝ってあげたいけど・・・練習がハードで・・・^^;



合宿が始まって最初の朝ごはん。

秋と春奈がご飯をよそって、冬花ちゃんがそれを皆に渡す係。

目金君は・・・何をしてるんだろ。

そして皆は各自席に座っていく。



『一通り終わってー…ないね。まだ円堂が来てない』



ったく…いつまで寝てるつもりか…。



「秋ちゃん、悪いけど起こして来てくれるかな?」



「うん、分かった」



「サクラさーん、おかわりっす!」

「あ、俺も!!サクラー。おかわりくれー!!」

『え、何で私!?私、一応選手なんだけど〜!!目金君、パス!』

「ええ!?」


持っていたしゃもじと茶碗を目金君に渡すと私は席に着いた。


隣ではリュウジが壁山に張り合ってる姿が目に入った。



『ねぇ・・・リュウジ』



「ふぁ、ふぁい!」



『何でリュウジが壁山と張り合ってるの?ていうか、別に張り合わなくてもいいのに』



「ふぁ、分かってる!」



と、言いつつも決して食べるスピードを落とさない。



『あー、そんな一気に食べると喉に突っ掛かるよ』



「分かっ…ん、ぐ…!」



『ほら見なさい』



はい、と水を差し出すとリュウジ君はゴクゴクと飲み干す。


言ったそばから…。



























『はぁ、はぁ・・・きつっ!!』

ランニング50周はいくらなんでもきつすぎでしょ!!

私は芝生に座り、皆を見る。 あ、壁山怒られてる。



『監督。終わりましたよ、50周・・・』


「いきなりだが清野に頼みがある…いいな?」


『はい。でも休憩をください。いくらなんでも50周は・・・』

「さっき休憩してただろ。」

『∑!!ぎくっ!!・・・はい。やります。今すぐやります!!』


「分かった。 おい円堂!」


監督が円堂を呼ぶと走ってこっちに来た。あ、なんか可愛い。




「はい! 何ですか監督?」


「清野、今から円堂に向かってシュートをしろ。円堂はそのシュートを受け止めろ。」


『分かりました。』 「はい!」





と、いう事であたしは今、面と向かって守にシュートを放とうとしています。


『手加減しないからね。』

「あぁ!!来い!!」



『行くよー!!』


「あぁ!!」




バシュッ・・・!!!!!




「え?あれ?・・・サクラ、今シュート・・・」


『打ったよ?ノーマルだけどね』


私のシュートはゴールの中に入っていた。

これでも止められないとはね。




『・・・はぁ、』


「サクラ・・・お前」


未だに状況を理解していない様子の円堂に監督が言う。


「いいか円堂。清野はお前に向かってシュートを打った。ノーマルだ。
 だがお前は止められなかった。・・・その前に、お前、ボールが見えなかっただろ?」

「・・・はい」

「分かったか円堂」

「はい!!!・・・サクラ、お前すげー!!!」

『いや、それほどじゃないよっ!だって私・・・」


「手加減した、だろう?円堂。清野は本当の実力を100分の1も出していない。いや、それ以下だ」



「ほ、本当なのかサクラ!?」


『え、バレてました?www』


「wじゃないだろ!!!」


「円堂。清野を見習う事だ、いいな?」


「はい!」



















『練習疲れたねー。皆お疲れ!』


「うん。まさか練習がこんなにもハードだなんて・・・。」


「俺、、、もうクタクタッス。」



「サクラや円堂君はどう思ったあの監督の事?」


ヒロトが不意に聞いてきた。あたしは思ったことを素直に言った。


『あたしは、監督、良い人だと思うけどなぁ。』


「俺も、あの監督、良い監督じゃないか! 思ったことをちゃんと言ってくれるんだし。きっと俺達にはまだまだ、たりないことがあるんだよ。 世界を目指すためにはさ…。」