二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 秋色の夕焼け空<イナズマイレブン>  ( No.160 )
日時: 2010/09/22 17:53
名前: さくら (ID: sNU/fhM0)

唐須がそう言うと飛鷹君は怒りをあらわにし、すぐにでも殴り掛かりそうな感じ。


そして唐須は他の3人に「やれ」と命令する。

その3人は飛鷹君に襲い掛かるが、飛鷹君が足を振り上げると強い風が舞い上がった。



「「!」」



「チッ…役に立たねぇ奴らだ」


『飛鷹君・・・!!』



すると唐須の前に守が立ちはだかった。



「殴りたいんなら俺を殴れ」


『円堂!?』



でも唐須達は円堂と飛鷹君を交互に見ると、「覚えてろよ」と言い、帰っていった。



「手荒なことをしてすまなかった」



唐須が何処かに言って居なくなり、飛鷹君はさっき蹴り飛ばした男子たちの前でしゃがみ、謝った。


私は飛鷹君の事情を知っている。

前に響監督と、飛鷹君自身から聞いた。


飛鷹君の舎弟達は、唐須が新リーダーになり、唐須の命令を聞かないとボコボコにされると言った。

そして最後に、「鈴目みたいに・・・」と付け足す。


私はその言葉が頭にきて、舎弟たちに怒鳴ろうとしたけど飛鷹君は真剣だったから口出しは出来なかった。

でも飛鷹君は助ける事なんてこれっぽっちもしなかった。



「これはお前達の問題だ」



と言って、彼らを帰させた。





「どういうことだよ、飛鷹?」



すると円堂が飛鷹君に言う。



「すみませんキャプテン。昔の事は勘弁してください」



飛鷹君。異名『蹴りのトビー』。

昔、不良だった飛鷹君。ある日、響監督と会った。

今は響監督と夜、特訓をしている。私も付き合えるだけ練習には付き合っていた。



「昔の事、か…。虎丸の事もこれ以上首を突っ込まない方がいいのかな?」



「円堂、俺はチームメイトとして虎丸の事を知りたい」



「私も。虎丸君にどんなことがあっても、それを一緒に乗り越えていく。・・・それがチームメートじゃないの?」



「豪炎寺…サクラ…。ああ!」



自分ながら、いいこと言ったと思う。

でも、本当のこと。本当の事だから・・・。