二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 秋色の夕焼け空<イナズマイレブン> ( No.173 )
- 日時: 2010/10/03 18:51
- 名前: さくら (ID: sNU/fhM0)
ホイッスルが鳴り、ザックが上がる。
でもリュウジがザックからボールを奪うことに成功し、吹雪にパスを出す。
「吹雪!」
「!!・・・奴だ!マークに付け!」
ビヨンは指示を出すが、吹雪はリュウジからのパスを軽くシカト←
っていうか何かリュウジ可哀そう・・・。
そう。吹雪君は囮だったのだ。
だが。
デザートライオンは焦りもせず。
何を考えているの?・・・ビヨン、ザック・・・。
「もうすぐ前半終了ですね」
春奈ちゃんがストップウォッチを見てから言った。
同時に、監督が空を見上げているのが見えた。
疑問に思い、私も空を見上げた。
「っ・・・!!!・・・・」
瞬間。ほんの一瞬だけだが、頭に激痛が走った。
黒姫と会った時と同じ痛み。
すると、突然脳がシャットダウンした様になり、何かが頭を横切る。
バタンッ———
「緑川っ!!」
『リュウジ・・・!』
「ふっ…皆、狩りの時間だ!」
「「「おう!!!」」」
「後は息の根が止まるのを待つだけだ」
「監督・・・」
「サクラさん・・・?」
突然冬花ちゃんに肩を叩かれた。
何だったの あの映像みたいな物・・・。
気のせい・・・ではないよね?
じゃあ、あれは何・・・?
「よく走りますね。デザートライオンは」
考え事をしていると、同じベンチに座っていた目金君が呟く。
『本当だ・・・。あんなに走っているのに体力も何も落ちてない・・・・・・・・!!』
まさか!!ビヨン達の狙いって・・・!!
みんなの体力を・・・。
ならさっきのは・・・!!私、未来が見えていたの!?
すると、前半終了のホイッスルが鳴った。
「このままいけば勝てますよ!」
『いや、このままいけば・・・確実に私達は負ける』
「え・・・。サクラさん?」
「後半もこの調子で頑張ろうぜ!」
円堂はGKだから・・・ね。
でも他の皆はそれなりに疲れていた。
「後半が始まる。位置につけ」
監督に言われ、選手達は位置につく。
皆を通り越してデザートライオンの選手達のポジショニングを確認して驚いた。
「フォワードが3人…。攻撃型に変えてきましたか」
『監督・・・。私、まだですか・・・』
「もうすぐだ。その時は任せた」
その“もうすぐ”が長いんだよな・・・。
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