二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 狼がペットの赤頭巾*イナイレ* コメント下さい>< ( No.280 )
- 日時: 2010/11/04 19:14
- 名前: さくら (ID: sNU/fhM0)
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・遅い」
待ち合わせ場所に着いた。のは良いが、いくらまっても来ないのだ。大介さんが。
待ち合わせ時間から20分・・・下手すれば30分超えているかもしれない。
でもまぁ、あの人はいつもあぁだったからな・・・。
「すまない!!!遅れてしまったぁ!!!」
『大介さん!遅いですよ!!もう練習時間はとっくに終わってます!!!』
「いやぁ、ちょっと寝坊してしまってなぁ・・・」
何故だか、胸が高鳴る。
今から会うのは、大介さん。と、確信しているように・・・。
「・・・久しぶりだな。裕也」
「!!・・・大介さん!?」
後ろから名前を呼ばれ、振り向くと、其処には大介さんが立っていた。
赤キャップに白いひげが生えてて、もう年。
「だ、だっ!!大介さん!!!」
「しっ!大きい声は出すな!!わしもあまり目立っちゃいかんのじゃ」
大介さんは、俺に教えてくれた。
大介さん自身も追われていること。今はアラヤダイスケとして生活していること。6年前の事件について、大介さんが知っていること。そして、サクラの秘められた黒龍と白龍の力の事・・・。
大介さんは、わしも協力させてくれと言った。大介さんの過去にもあの黒幕が絡んでいるかもしれないから。
俺たちは、探し始めた。
6年前の真実。サクラの力。大介さんの過去。
でも、なかなか思うように情報を掴めなかった。
薄々掴めたのは、サクラの黒龍、白龍の事。黒幕が大きいこと。
それと、これはサクラには言えないが、黒幕がサクラを利用しようとしていること・・・。
まだ何かある気がするんだ。まだ何か・・・。
それに黒幕の方も俺たちを警戒しているに違いない。だからあまり表には出ないで、隠れて真実を探さなきゃいけない。
いつか、いつか。真実が明らかになるその日が来るのだろうか・・・。
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