二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 狼がペットの赤頭巾*イナイレ*〜アニメ沿い連載中〜  ( No.461 )
日時: 2010/12/01 19:27
名前: さくら (ID: sNU/fhM0)

FFIの予選を突破した私達イナズマジャパンは本選が行われるライオコット島へ行くべく空港に集まっている。


私はアメリカのユニコーンのキャプテンである、ジュリアと携帯で通話していた。


「サクラ、いや、イナズマジャパン。予選突破おめでとう」

『まぁ、私は実際には戦ってないけどね。』

「でもオーストラリア戦はあれパーフェクトだったじゃない。あ、でもあれは実力の“一億分の一”にも及ばないかしら?』

『あれは、ね。本気で戦うような相手じゃなかったし。』

「オーストラリア位なら、サクラ一人でも大丈夫なんじゃない?」

『それを言うならジュリアもでしょ?あ、言うの忘れてた。ユニコーンも予選突破おめでとう!』

「ありがとう。そういえば、やっと貴女もマーク達に会えるわね。」


『そうなんだよ!!もうそれ考えるとムズムズして溜んない!!サプライズだからもう尚更。フィディオ達驚くかなぁ?』

「驚くわよ、きっと。・・・じゃぁ、もうそろそろ切るわね。世界で会いましょう。サクラ。」

『ばいちゃー☆』


プーップーップーッ———。


通話切れの音が携帯から響出る。

そう。ジュリアも予選突破。おそらくフィディオ達もだ。

すると、私の後ろから円堂がにょきっと出てきた。


「サクラ?」

『うぉわ!!!』


突然の出来事に、携帯を落としそうになり、しかも色気の無い声まで出てしまった。


「誰と話してたんだ・・・?」

『んー。ユニコーンの、ジュリア。』


“ジュリア”という名前に反応したのが、目金君。


「サクラさん!!!今、ジュリアって言いましたよね!?ジュリアって、あのジュリア・クラウンの事ですか!?」


『あ、目金君ジュリア知ってるの。』

「当たり前ですよ!!あの“ジュリア・クラウン”ですよ?」


目金君が、目をキラキラさせながら言う。すると横から円堂が顔を出した。


「なぁサクラー。ジュリアって誰だぁ〜?」


するとすかさず、目金君が説明。


「えっとですね。円堂君。・・・【“ジュリア・クラウン”14歳。ドイツと日本のハーフで、中学サッカー界の天才女子選手。現在、アメリカのユニコーンのキャプテンとして活躍中。必殺技は主に、薔薇系の物が多い・・・(ry】ですね。まぁ、ジュリア・クラウンは最強ですよ!!!下手するとサクラさんより上かもしれません。」


『あれ?それはマジで言っているのかな?目金君。』

「俺的にはサクラより最強な奴は居ないぜ!!」

『でもやっぱりジュリアの方が上かも。』


そんな事を言い合いながら笑いあっている私達。するとふ、と見た先に、夕香ちゃんが来ていた。


「あ、夕香ちゃん来てる・・・!!」



夕香ちゃんの所へ行こうとしたけど、その前に吹雪と緑川に呼び出された。



「サクラちゃん、今までありがとね」

『うん。私、待ってるから!二人が戻ってくるのを!』


「あぁ。努力して、俺達もまた戻ってくるさ!」


『二人とも・・・。』


すると、後ろから染岡と佐久間が来た。佐久間は私と目が会うと、微笑んだけど、染岡はやっぱり不機嫌。


「俺は認めねぇ。お前が・・・女のお前が日本代表だなんて・・・!!」


染岡は、女の私が日本代表。そしてエースなのが気に食わないらしい。

でも、私は女だからって、区別されるのが一番嫌い。


『私を女だからって、甘く見ないほうが身のためだよ?』

「けっ。その言い方、とことんムカつく野朗だ。俺はお前から、エースの座も奪って、今度こそお前を抜いてやる・・・!!」

『・・・・・』

すると監督がやって来て、集合の合図をかけた。



「もうすぐ会えるよ。待っててね。世界の皆。」

***
世界編突入!!