二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 狼がペットの赤頭巾*イナイレ*〜アニメ沿い連載中〜  ( No.466 )
日時: 2010/12/02 21:44
名前: さくら (ID: sNU/fhM0)

飛行機に乗ってしばらく経つと、目的地であるライオコット島に着いた。



『此処が、ライオコット島・・・!!サッカーアイランド・・・!!!』


「あ、見て!イナズマジャパンの旗!」


「本当だ!」


「サッカーアイランドか…その名に相応しい島だ」


「ここに集まってくるんだな。世界の国から選ばれた最高のプレーヤー達が」


『私達より強い人達、きっと沢山居るんだろうね!!』


「あぁ!戦えるんだ・・・!!世界の強豪と!」


私達はイナズマキャラバンに乗り込み、宿舎へ向かった。

数分後、キャラバンから見える外の景色が変わる。



「あれ、南の島じゃなくなったぜ」



「よく気がつきましたね。なんとこの島は…、」



「出場チームが最大限に力を発揮出来るように、そのチームが滞在するエリアには母国と同じ町並みを再現しているそうですよ!」


『ほ、本当だ;;;一体どれだけの金を・・・^^;』


「まるで映画のセットです!」



次に通ったのはイギリスエリア。

秋ちゃんはその落ち着いた様子にウットリとするが、綱海達がその空気をぶち壊す。

私はその風景よりも、イギリスの代表の事を考えた。イギリスの代表とは初対面。

私は各国を飛び回ってたけど、イギリスには向かわなかったのだ。



「ここはイタリアエリア。地中海の町並みが忠実に再現されています」



イタリアエリア…。“イタリア”と聞いて一番に思い出すのは、フィディオ。

フィディオとは、イタリア時代での幼馴染。ちょっぴり意地悪くて、我侭で。でも本当はとっても優しくて。私を1番に考えてくれるフィディオが小さい頃から大好きで・・・。


そんな事を思っていると、キャラバンが止まった。


そして円堂達が座っていた方から何かが見えるのか、皆が集まる。


「あれは・・・?」

「あれは、イタリア代表のチームですね。」



『え、?』



私は隣に座っていた秋ちゃんに、“ごめんね?”と言いながら皆が注目するイタリア代表を見ると、そこには・・・・・・・。




ダッ!!———……。



気がついたら、私は皆を押し退け、キャラバンを飛び降りていた。向かうは、あの大好きな人。



丁度、パスを貰ったフィディオに勢い良く抱き付いた。




「フォワード、常にパスラインを意識して攻め上がる!」



「「おう!」」



「中盤、常にボールと敵の位地を把握!ボールを奪われる状況をいつも想定しておくこと!」



「「はいっ!」」



「ディフェンス、チャンスがあれば攻め上がる!守る意識だけでは勝てない!」



「「分かりました!」」



フィディオがチームに指示を出している間、私は全速力で走る。



そして、勢い良く抱き付いた———……。



「えっ!!??!?!?/////」


『フィディオ・・・!!久しぶりっ!!!』


未だにトラブってるフィディオに“久しぶり”の挨拶をした。

すると、漸く分かったのか、フィディオは私に“サクラ・・・?”と聞く。



『そうだよ!!サクラ!!!・・・フィディオ、本当、久しぶりぃ!!!』


フィディオの首から手を下ろし、えへへ、と満笑の笑みをフィディオに向けると、もう一度強く抱きしめられた。



チュッ———……。



それと、頬にキスを一つ。



『フィディオッ!!??!?!?/////』


今度は私がトラブってしまい、フィディオの名前を言うと、フィディオは“サクラ!!本当、久しぶりだね!!!”と言う。



ぎゅう、と手の力をもっと強めるフィディオがフィディオみたいで何か安心感が沸く。


するとオルフェウスのメンバーがいろいろ集まってきた。



「おっ!サクラ!!久しぶりだな!!!」

「わぁ、サクラだぁ!!元気にしてたぁ?」

「元気そうで何よりだ。」


『み、皆っ・・・!!え、っと、上からマルコにアンジェロちゃんにジャンルカ。皆!!久しぶり!!』

***
やっとサクラフィディオと再会。
これからは話がどんどん進みそうだ。
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