二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 狼がペットの赤頭巾*イナイレ*〜アニメ沿い連載中〜  ( No.474 )
日時: 2010/12/05 21:06
名前: さくら (ID: sNU/fhM0)

『皆、元気そうで良かった・・・!!』

「今、オルフェウスで練習しt・・・・・ってオイ!!フィディオ何時まで抱きついてるんだよ!!離れろ今すぐ!!!」



そうマルコが怒鳴りながらフィディオから私を引っぺがす。あえて効果音をつけるなら、“べりっ”だ。


「いや、久しぶりのサクラの甘い匂いに浸っていたくてさ、」


「お前は変態か。」




すると、フィディオは私から渋々離れ、ある事に気付いた様に私の名前を呼んだ。



「そういえばさ、サクラはどうして此処に?応援にでも来たのか?」


『あー。本当は、まだサプライズにして置きたかったんだけど・・・。ほら、あれ見て。』


そう言って私はキャラバンを指差した。















『私、実は日本代表、“イナズマジャパン”なんだ。それで、此処に居る訳。』

「ジュリアやマーク達には言ったのか?」


『ジュリアには言ったけど・・・。ほら、言ったでしょ?サプライズだって!』


私はちょっとした悪戯をし終えた時のあのニッとした明るい笑みをフィディオに見せると、フィディオは急に顔を赤くした。



「そ、そろそろ戻らなくていいの?彼等を待たせてるんじゃ…」


フィディオは自分の顔が赤い事に気がついたのか、すぐに焦りながら話を逸らした。



「あー。うん。私はまだ話す事いっぱいあるし・・・。」



フィディオに“ちょっと待ってて!!”と言って、監督の元に向かった。


イタリアの宿舎に残っていいか、聞くと、監督からは珍しいOKが出た。



『円堂、私まだフィディオ達と話していたいから先に戻っててくれない?今日は帰ってこないかもしれない。』

「あぁ。分かった。監督には言ったのか?」

『うん。迷惑掛けてゴメンね!!』



私は去っていくキャラバンに手を振って、再びフィディオ達の所へ行く。



「いいのか?」



『先に行っててって言ったんだ。それと、今日は此処に泊めて貰って良いかな?』


「サクラちゃんなら大歓迎だな。」



そういったのは、フィディオじゃ無かった。

後ろを振り向くと、そこにはオルフェウスの監督、パオロ監督が居た。



『パオロ監督!!久しぶりです!!』


「久しぶりだね。サクラちゃん。」


「監督、良いんですか?因みに俺はOKの方がいいんですけど。」


「もちろんだ。さぁサクラちゃん。今日はゆっくりしていってね。」


『有難うございます!!!』

***