二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 狼がペットの赤頭巾*イナイレ*〜アニメ沿い連載中〜  ( No.518 )
日時: 2010/12/14 18:07
名前: さくら (ID: sNU/fhM0)

「さぁ、全世界が注目するサッカーの祭典 フットボールフロンティアインターナショナル世界大会!
予選を勝ち抜いた強豪10チームがサッカーの為に作られたこの聖地、ライオコット島で激突します!」



あれからフィディオに日本エリアまで送ってもらい、すぐに開会式。

そして今、その開会式が始まった。予選を勝ち抜いてきた強豪が、今此処に集う。




まず最初にブラジル代表のザ・キングダム。ザ・キングダムにはあの“ファンタジスタ”こと、マック・ロニージョが居る。

そしてイタリア代表オルフェウス。フィディオが居る。“イタリアの白い流星”の異名を持つフィディオは凄いプレイヤー。そして、日本人のあの人も居る。

それからアルゼンチン代表ジ・エンパイア、イギリス代表ナイツオブクィーンと入場していき、次はイナズマジャパンの番になった。

「全員揃っているな?」


「「「『はい!』」」」



監督は頷くと、同時に円堂が旗を振り上げる。そして世界へと足を踏み入れた。



「このチームは世界のレベルから見れば、まだ経験も浅く成長途上ですが粘り強い試合運びで、何度も逆転勝利を収め、世界への切符を手にしました」(実況・解説が二人になった為、通常の「」で表示)


「逆に成長途上にあるがゆえ、爆発的な進化の可能性を秘めているといえます。今大会のダークホースになるかもしれません」



イナズマジャパンの次に入場してきたのはコトアール代表のリトルギガント。


「アフリカエリアからの出場ですが、データが少なく、その実力は全くの未知数です。」




続いてアメリカ代表ユニコーンが入ってきた。

旗手はやはりジュリア。ジュリアは“蒼薔薇の魔女”や“絶対クイーン”など、数々の異名を持つ天才プレイヤー。そして私の永遠のライバル。


『ジュリアッ!!・・・・・ってあれ!?何で一哉と飛鳥がアメリカに?』


「あっ!!サクラじゃないか!!・・・ってそれはこっちの台詞だよ。」


ふ、とジュリアに目をやると、相変わらず旗を片手にクスクス笑っている。


『ねぇジュリア!!何か知ってるんでしょ!?』

「あら、貴女も皆にサプライズをするんじゃなかったの?それと同じよ。カズヤもアスカもサクラにサプライズしていたのよ。」


本当、何なのよ。折角私はサプライズしてたのに、サプライズをサプライズで返された・・・!!

それから3チーム入場し、全てのチームがグラウンドに揃った。



「さぁ、いよいよこの強豪10チームが激突します!世界の頂点に輝くのはどのチームなのか!?

 フットボールフロンティアインターナショナル世界大会、ここに開幕致します!!」



























「ついに始まりましたな。・・・・・ガルシルド様、」

「あぁ。この開会式は、私の計画の始まりの儀式でもあるのだよ。・・・ヘンクタッカー君。」


その男は、指に付けた指輪を煌かせ、そして不適に笑いながら、こう続けた。


「奴等は動き出した。・・・必ずものにしてみせる。“清野サクラ”、いや、“龍ノ姫”・・・。フフフ、ハーッハッハッハッハ———………。」


その男の不適な笑い声は、暗闇に、深く響いた———………。

***