二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 狼がペットの赤頭巾*イナイレ*〜アニメ沿い連載中〜 ( No.531 )
- 日時: 2010/12/17 17:41
- 名前: さくら (ID: sNU/fhM0)
私達は帰って来てすぐにドレスに着替えた。まぁ、時間が無かったのだ。
私は訳アリで、ドレスなどは着慣れていていたからすぐに着替えられた。
『あー。暇だなぁ、、、・・・。 散歩にでも行くか、』
すると私は近くに居た春奈ちゃんに“散歩に行ってくる”と言い、宿舎を出た。
『はぁ・・・、何でドレスのまま外に出たんだろ。・・・すれ違う人達皆こっち見てるよ。・・・・・って何っ!?サ、サッカーボール!?』
私は日本エリアの練習コートへの階段を駆け降りた。すると・・・・・
『あっ・・・!!フィディオ!マーク達も・・・!!・・・・・って円堂まで、』
私は力いっぱい叫んだつもりだったが、畜生、目の前のサッカー馬鹿達、サッカーに夢中で私の存在に全く気付いていない。
『・・・はぁ、見物でもするとしましょうか。まぁ珍しいといえば珍しいし。世界トップの選手達が集まるのって。』
最初は暇つぶし、ただの見物、という浅い気持ちで見ていたが、さすがフィディオ達。見ている人の目を離させなくするようなプレー。
取ったら奪われ、奪われたら取り返し・・・。をたった四人で繰り返してる。
だけど、円堂はただゴールの前に立っているだけ。
・・・そんな事を考えていると、ボールが私の方へ転がってきた。
「おーい!!ボール、取って・・・・・ってサクラ!?」
『あ、やっと気付いた!!・・・・・っはいっ!』
私が蹴ったボールは、綺麗に宙を舞い、フィディオの足へ吸い込まれるように落ちた。
「サクラッ!!本当にサクラなのか!?」
『あれ、マーク、今日はジュリアは居ないの。』
「(あ、無視された)・・・いつも一緒に居る訳じゃ無いからな、」
“ふぅーん。”と呆気ない空返事で事を終わらせると、今度はさっきまで私が座っていた階段から、秋ちゃんの声。
するとすぐ様、円堂は開き秋ちゃんに引っ張られてグラウンドを出て行った。
残った者は私とフィディオとマーク、ディラン、テレスとなった。
「とにかく。GKが居なくなったんだ。この勝負、お預けだな。」
「あぁ。」
『勝負・・・?皆4人で勝負なんてしてたの?』
するとテレスが“フィディオを探してたのに全然見つからなかった”。とか言い出した。
『あぁ勝負かぁ・・・。私もしたかったなぁ・・・。』
「ところでサクラ、Youのドレスはキュートだね。」
するとディランが“ほら、”と私のドレスを指差した。
「ねぇ、何でサクラはドレスなんか着てるんだ・・・?」
『あぁ、それは・・・・・・・・・・・・・・あぁぁぁああああああああああ!!!!!』
私が突然叫びだしたから四人は驚きの表情を隠せないでいた。
「ど、どうしたんだっ!?」
『パーティ!!私パーティに呼ばれてたんだった!!』
「い、何時からなんだ!?」
『六時!!六時にロンドンパレスに来いって・・・!!』
時計を見るともう5:45を差していた。後15分。
すると私の身体は突然宙に浮いた。・・・というか持ち上げられた。
これを、一般市民は“姫抱き”、“お姫様抱っこ”と言う。
『フィ、フィディオ!?!!?』
「6時にロンドンパレスだろ?送ってくよ。」
“そうじゃなくて、何で・・・”と聞き返すとフィディオは、“こっちの方が走りやすいだろ?”。・・・どうやら本気のようだ。
***
中途半田ごめんなさいー。