二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 狼がペットの赤頭巾*イナイレ*〜アニメ沿い連載中〜 ( No.581 )
- 日時: 2010/12/25 18:36
- 名前: さくら (ID: sNU/fhM0)
『全世界のサッカーファンの皆様、お待たせいたしました!
本日はフットボールフロンティアインターナショナル・グループA、ナイツオブクィーン対イナズマジャパンの試合を、ここ ウミヘビスタジアムからお送りいたします!』
周りを見渡すが、辺り一面ナイツオブクイーンで染まっている。ちょくちょくと、イナズマジャパンのサポーターも見えるが、圧倒的な数。
『・・・・・はぁ、』
「どうってことないよ」
『え?』
隣に居た秋ちゃんが、ちょっぴり真剣な表情で言った。
「全部、自分達の応援だと思えばいいんだからさ、」
『う、うん。そうだよね! よぉし、今日は頑張るぞー!!』
「あの、頑張ってね。サクラちゃん。」
『有難う冬花ちゃん!!何か勇気出てきた!!』
冬花ちゃんの応援を受けて、勇気が出てきた私の隣で円堂が皆に“リラックスだ”と言う。
「見せてやろうぜ、俺達の力を!」
「「おぉっ!!」」
そして、グラウンドに選手が揃い、コイントスが行われた結果 イナズマジャパンからのキックオフで試合が始まった。
ふ、と目が合ったエドガーと私はアイコンタクトで会話をした。
「今日の試合・・・。貴女にだけは負けません。」
『私も貴方に超えられては困るから。』
開始早々攻め上がるイナズマジャパンだったが、虎丸君から修也へのパスが止められれてしまった。
「くそっ!あのパスが通らないのか?」
「まだまだ、試合は始まったばかりですよ」
そう言い終わると、チラッと私を見たエドガー。挑発的な笑みを見せた。
しかし、どちらも一進一退でパスを出せば止められ、止めたら奪われ、の繰り返しが続いた。
そしてフィリップという選手に隙をつかれ、シュートを打たれたが、守は素早く反応してキャッチ。
「これが日本のサッカーか?なかなか頑張っているじゃないか」
『・・・これが私達だと思うなよ、エドガー。』
今の言葉にカチン、と来た私は円堂からパスを貰い、一気に攻め込む。
一人抜き、また一人抜き、更にもう一人抜き。何人か抜いた時、ナイツオブクイーンのDFが私の前に立ちはだかる。
「“ストーンプリズン”!!」
『そんなの無駄無駄♪“永久の羽翼”!!』
“永久の羽翼”。それは私の背中に大きく、堂々とした翼が生え、地を軽く踏み飛び、相手を交わす必殺技。
私はそれを使い、“ストーンプリズン”を交わしたのだ。
すると地上に降り立った瞬間、敵がスライディングタックルをしてきて、それに驚いた私はバランスを崩し、ボールを奪われてしまった。
『———あーっ!!何なのよ!!』
私が怒鳴っているにも関わらず、ボールはあっという間にエドガーまで運ばれた。
「受けてみろ、聖なる騎士の剣を!」
「!」
「“エクスカリバー”!!」
「出たー!!エドガーのエクスカリバーだぁー!!」
実況のちょっと大袈裟な実況も、“エクスカリバー”の威力を揮い立たせた。
「止めろ、円堂!!」
すると壁山が円堂の前に立ち、“ザ・マウンテン”で威力を弱める。
そして守は“怒りの鉄槌”でシュートを止めた。
「やりましたね!」
「えぇっ!」
『はぁ、見せ付けてくれるね。あんなシュートでもハラハラするのは気のせいかな?』
***
『はぁ、見せ付けてくれるね。あんなシュートでもハラハラするのは気のせいかな?』
気のせいだよ!!絶対!!