二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 狼がペットの赤頭巾*イナイレ*〜アニメ沿い連載中〜 ( No.635 )
- 日時: 2011/01/06 11:53
- 名前: さくら (ID: sNU/fhM0)
「お前達、全員ウォーミングアップしろ」
「「「はい!」」」
監督がそう言い、立ち上がるベンチの皆。
そっちの方に気を取られていると、敵のDFの一人が私にマンツーマンでマークをして来た。
『な、何?・・・あーもう、邪魔!!』
そう言い私はマークして来た人を抜く。
そして丁度私にパスが来て、シュート体制に入ろうとしたが、私から抜かれたDFが諦めずに、今度は2,3人で掛かって来た為、私は後一歩の所でボールを奪われ、ゴール前まで下がっていたエドガーにボールが渡ってしまった。
そして。
「まさか…!」
「“エクスカリバー”!」
「フィールドを最大限に使った最強のエクスカリバーだ!!イナズマジャパン、絶対絶滅か!?」
私の真横で、エドガーは“エクスカリバー”を打った。
ゴールからゴールに向かってシュートを打つなど私は聞いた事が無い。
だが、壁山が“ザ・マウンテン”でシュートの威力を弱めてくれたお陰で円堂は“怒りの鉄槌”でゴールを守った。
しかし、壁山君が倒れ込んだきり立ち上がらない。
そんな壁山君を見て、監督は染岡君と交代だと告げる。
「壁山、よく頑張ったでやんす!」
「根性あるな、お前」
「何度もやられたら悔しいっス。イナズマジャパンの失点は、俺達だけの失点じゃないっスから」
『壁山・・・。』
壁山のその真剣な瞳が、あの事を気にかけている事を告げる。
多分、皆も。
—ジャパンのゴールは、俺達だけの物じゃない。—
「ディフェンダーの壁山君の代わりにフォワードの染岡さんを?」
「攻撃的な布陣に変えるのね」
「アブソリュートナイツは綻びを見せ始めています。崩すなら今でしょう」
私は監督に目を向けると、監督は、“まだ。シュートチャンスが来るまで上がり続けろ。守りに加わる必要は一切無い。”と、アイコンタクトで会話を取った。
だが、DFが一人減った事で、DFが次々と抜かれ、相手にシュートチャンスを与えてしまった。
「よかった…」
ピーッ!
「ボールはイナズマジャパン。しかしナイツオブクィーンはアブソリュートナイツの体制です!」
「風丸、栗松!」
「「おう!」」
鬼道の合図で、風丸と栗松が上がっていく。
そして、先程と同様、アブソリュートナイツ対策の体制に入る。
「なめるな!」
「二度は通じないぞ!」
だが、ナイツオブクイーンはそれを読んでいたのか、ナイツオブクィーンの選手は先程と違う動きをする。
しかし鬼道が狙っていたのは、虎丸。だが、ナイツオブクイーンは其処まで読んでいて、パスをカットされてしまう。
「エドガー!」
「っ行かせるかよ!」
ボールを奪った染岡は、一度、豪炎寺にパスを出し、豪炎寺はキーパーの気が自分に向いたと思った瞬間に、染岡にパスを出し、染岡はそのままシュート。
「このユニフォームを着ること重さは、俺が1番知っているんだ!くらえ! “ドラゴンスレイヤー”!!」
「っ!」
染岡の新必殺技は、相手のキーパーが技を繰り出す暇も無く、ゴールに突き刺さった。
「染岡さんが決めてくれましたよ!」
「素晴らしいシュートっす!」
「よくやった、染岡」
***