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新連載の予告って言うのかな。　—七瀬兄弟編—





“強くなる”。




もっと、もっと———・・・・・。




『—————ッ。』



「お坊ちゃま！！大丈夫ですか！？お坊ちゃま！！」



「早く旦那様に知らせなさいッ！！」



「お嬢様、早くこちらへ・・・！！」




後ろから世話係の声がする。



手を引かれるが、私は動かなかった。



目の前の、動かない弟を移したまま———。






『———ッ、ひ、なた・・・？』




「　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　」



『日向ッ・・・。日向ッ！！！———』












病室。


何もかも、白に包まれた、病室。



プレートには、“七瀬日向”と書かれてある。







『———今日はね、さっきまでやってたんだよ。サッカー。』















『沢山練習してね、強くなったんだよ。もう。』















『日向は、何も悪くないんだからね。悪いのは、何の力も無かった私だから。』















『何で、こんな日向を見て、笑ってられるんだろうね。・・・私、変だよね。涙が出ないんだもん。泣けないんだもん。』















『・・・・・信じられないよ。何もかも。でも、せめて、私は笑ってないとね。』















『強くなれないのなら、———消えて無くなりたい。せめて。』






























「・・・お姉ちゃんは、強いよ、」





“僕、知ってるから”。


＊＊＊
はい意味不明ー。
虹彩と日向の何かです。
日向が倒れたあの日から、虹彩は変わりました。

イメージが分かってくれれば。