二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 狼がペットの赤頭巾 【イナズマイレブン】  ( No.824 )
日時: 2011/02/06 18:43
名前: さくら (ID: 32zLlHLc)

「お嬢さん、ちょっと良いかね?」

『あ、はい。』

「コトアールエリアは、此処からどっちに行けば良いか、教えてもらえんか?」

『あー。はい。え、っとですね・・・』



赤キャップを深く被り、サングラスを掛けたお爺さんに道を聞かれた。

道を教えると、お爺さんは私の顔を見ると、真剣な表情で尋ねた。


「・・・お嬢さん。“清野サクラ”と言う者か?」

『え、はい。そうですけど・・・。・・・何処かでお会いしましたか?』

「い、いや。ちょっと知り合いに似てる気がしてな、すまない。」

『いいえ。・・・では。』









ピィィィイイイ!!!!


「フィディオ、今日も決まったな!“オーディンソード”。」

「全く、日に日にパワーアップしているな。流石フィディオ。」


オルフェウスの練習コート。私はさっきのお爺さんに道を教えた後、青い薄デニムのワンピースを揺らしながら私は練習コートへの階段を駆け降りた。

フィディオ達は只今休憩時間。そして流石フィディオ。休憩時間に入った瞬間、フィディオの周りには女の子が群がった。

フィディオはフィディオで女の子達に笑顔、笑顔笑顔笑顔。


「フィディオ様、今日も素晴らしかったですわ。」

「あぁ。有難う、セイラ。」


そして、フィディオの周りにいる女の子の中ではダントツで可愛くて綺麗な、いかにもお嬢様!という感じの女の子がフィディオにタオルを渡した。

フィディオの反応で、名前はセイラというらしい。フィディオはその子に限って飛びっきりの笑顔を見せて。その笑顔でほとんどの女の子がアウトして。二人でHAHAHAって笑いあって。


私はその先を見ていられなくなり、ワンピースを揺らして、茶髪の長い髪を靡かせながらフィディオの元へ走り、思いっきり、抱き付いた。

この行動に、周りの女の子は目をパチパチと開けたり閉めたり。



『フィディオ〜。来たw』

「あ、サクラ。来たのか?来るなら連絡位してくれれば良かったのに。」

『何、サプライズだよ。でもサプライズで来てみたらフィディオは女の子達に囲まれててー。フィディオの女たらし。』

「え、いや。俺女たらしじゃ無くない?使い方間違ってるんじゃ・・・。」


「相変わらずお二人さん。ラブラブですなー。」

「女の子達が困ってますよー。そんな見せ付けるようにしてさー。」


『マルコ!!ジャンルカ!!』


未だにフィディオの首に手を廻している私に、二人が声を掛けた。

すると本当にとてつもなくさり気なく、フィディオの手が私の腰に廻っていた。

私がペシッと叩くとフィディオは“何だよ。サクラだって俺の首に手廻してるじゃ無いか。”とブーブー怒っていた。



「ふぃ、フィディオ様。そちらの女性は・・・?」


するとセイラさんが無理矢理私達を引き剥がしながらフィディオに尋ねた。


「あぁ、サクラだよ。」

「ど、どういう関係で・・・?」

「こういう関係。」

『うん。』


***
サクラとフィディオがラブラブバカップルー☆←
え、えへっ☆←