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短編『エスカバと分からない。』・エスカバ






『分からん。全く分からん。』

「？　どうしたんだよ。んな顔して。キモい顔が更にキモくなるぞ？」

『五月蝿い。エスカバに言われたく無いってばよ。キモい？君に言われたら世界の終わりだってばよ。』

「あー俺もちょっと分からない事があったんだ。お前の事で。ちょうど良い。聞きたい事があったんだよな。表に出やがれ。」



『うん？』とエスカバの顔を見ると、・・・ヤバイ。コイツ目が本気だ。かなりヤバイぞ。

もう、私達の年頃の男女になると、男女の力の差も出てくる。それにいつも訓練を受けているエスカバは、そこらへんに居る並の男子よりも格段に力がある。＝力ではコイツには勝てない。という事になる。

私はエスカバに『マジごめん。すみません。後からミストレが土下座するから許して。』と誠心誠意謝るとエスカバは、「よし。ミストレが土下座するなら許す。」と言って、私の頭を軽くポン、と叩いた。こういう心の広い男は早々居ないわ。エスカバ大好き。ついでにミストレマジごめん。



＊



「それで？何が分からないんだよ、」

『あーうん、それね。激しく今更だけどさ、ほら、ミストレって何気モテるじゃん？何気どころじゃないけど。』

「あァ。何だ、嫉妬か？」

『違う違う。私はあんなタラシ男になんて興味ないし。』

「タラシって、おまっｗｗｗ」

『うん。で、本題に入るけど・・・、』


私はエスカバに思った事を全て話した。

私の癖に妙にまとまってなくて、長すぎてgdgdだったから、まとめると。


・ミストレは異性にかなりモテる。
・顔なら、ミストレの他にもバダップやエスカバも良い。
・頭は、ミストレより頭が良いバダップだって居るし、ディベートが得意なエスカバだっている。
・運動神経なら、バダップも、ミストレも、エスカバも、３人共断トツに運動神経も良い。
・となると、普通なら３人共、いつも女子がキャーキャー言ってるはず。・・・普通なら。
・なのに、ミストレは何故あんなにもモテるのだろうか。
・しかも、バダップは別として、エスカバは全くと言っても良いほど異性にはモテていない。
・裏を返せば、何故ミストレはあんなにもモテているのに、バダップやエスカバはモテないのだろうか。




『・・・という事なのだよ。』

「オイ。お前、喧嘩売ってんのか。」

『え。だって本当のｋ「顔面にデスレインぶつけて欲しいのか？」はっ。やれるもんならやってみろだ馬ー鹿ｗ』

「おし。じゃあ容赦はせんぞ。軽く２０発位お見舞いしてやるぜ。」

『ああああああごめんなさい！！！今の冗談！！！本当にデスレインはやめて！！マジゴメン！！デスレインなら後で提督にやって！！後から土下座するから！！！提督が！！！！』


＊＊＊
後からおまけで提督付けてみようかな。