二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 平助’sエピソード 〜薄桜鬼〜 ( No.57 )
日時: 2010/09/30 19:12
名前: 桜架 (ID: q9W3Aa/j)

『現代☆バージョン〜後日談〜』

⇒やっと土方さん出せたww
他と違って甘くないけど←
では、キャラ変ってたらサーセン;;


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「ただいま」

「おかえりなさい、土方さん」
(ちゃっかりあだ名で呼ぶ千鶴ww)

「・・・・親父と総司は?」

「総司さんは一さんの家に泊まるそうです。
お父さんは遅くなるそうですよ」

「そうか、なら先に飯食べるか。できてるんだろう?」

「はい」



そういうと微笑む千鶴。
本当、嬉しそうに笑う奴だな。
俺もつられて笑ってしまった。





「ごちそうさま」



今日も千鶴の作った飯は美味かった。
けど、そんなこと素直に言える俺ではない。
だが・・・——



「・・・・おいしくなかったですか?」

「・・・・・どうしてそんなことを聞く?」

「・・・・・なにも言ってくれないから」



千鶴は無理に笑顔を浮かべながら、顔を俯かせる。
はぁあ・・・・。
小さくため息をはいてから、眉間にしわをよせ、後ろ髪を軽くかき乱した。



「・・・・・美味かったよ。合格だ」

「本当ですか?!」

「嘘を言ってどうする」



落ち込んだかと思えば、今度は嬉しそうに顔を輝かせる。
はぁ・・・。俺は甘いのかもしれない。
あんな悲しそうな顔をされると、どうにもダメみたいだ。

まあ、こいつがうれしそうならいいか・・・——


またも俺は、千鶴につられて微笑んでしまった。





総司がいたら、絶対茶化してきただろうな・・・・。
たまにはこんな平和な時間もいいもんだな。


隣で笑うお前が居ると、不思議と心が安らぐ。




こんな生活が、ずっと・・・、続いたらいいんだがな———




食後の茶をすすりながら、俺はそんなことを考えるのだった。