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花梨「ふぁぁー・・・よく寝た・・・」

花梨は大きなあくびをかきながらゆっくりとパンをかじろうとした時、

母　「そんなにゆっくりしていていいの！？」

母は怒鳴るように大声で叫んだ。
口を動かしながら母の方をチラリと見ると

花梨「あー！！　今日のラッキーカラー、赤だ！！
　　　よっしゃー！たしか　筆箱に・・・」

すかさず鞄の中をごそごそと探し出す。
するとまたもや大声で

母　「花梨！いい加減にしなさい！
　　　今日は朝礼でしょ！？急ぎなさい！」

花梨「え・・・　うそ！？」
母　「忘れてたの？もう　この子は・・・」

母は娘に頭を抱えている。
こんな娘なのに本当に務まるか・・・と
彼女の役職は・・・

母　「こんなでが務まりますか！？
　　　新しい副会長さん！！」

そう彼女は・・・いや、私は・・・
副会長なのですっ！！！

花梨「じゃ！行ってくるっ！！」

今日も元気に飛び出しながら、通学するのだった・・
不安を心にかくしながら・・・


第０１話「新たな１日」　　　　　　・・・終わり