二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 第2弾!!どうぶつの森ホヒンダ村だより —迷える子羊達— ( No.10 )
日時: 2010/09/08 07:24
名前: ショート ◆P5dIQa6tkI (ID: hvvY4hVb)

3話[ *—ホヒンダ村にないもの—* ]


「そうだ、皆に紹介しなきゃね、シェルとジェーンのこと!」

「え…っ、でも、あたしたち日本人じゃないよ?」

「大丈夫!」


あたしたちの村に来れば、皆仲間だもん!

一緒に遊んで暮らす、仲間————————…


「あ、レベッカー!」

「あら、さよりん…その子たちは?」

「紹介するね、こっちがシェル、こっちがジェーン!」

「2人は姉弟?」

「そうだよ。」

「あ、やっぱり?」


やっぱりってことは、レベッカもそう思ってたんだね…。

それにしても、姉弟かー…

けっこういるよね、そうゆうの。


「あっ、レベッカじゃあね!」

「えぇ。」


「ホヒンダ村って…いいね。」


シェルが何か呟いた。

でも、あたしには聞こえなかった。


「? 何か言った?」

「あ、ううん、何でもないよ。」

「そっか、ならいいや。」


「あ、リッキーちゃん!」

「あ〜、さよりん!」

「今日からホヒンダ村で暮らす、シェルとジェーンだよ!」

「よろしくね!」

「よろしく〜!

 2人とも、日本人じゃないみたいだね。」

「あ…っ、うん。」

「そんなの関係ないよね!

 一緒に遊ぼうね!」

「うっ、うん!」


さぁて、次は…


「ねぇ、さよりん。」

「ど、どうしたの?シェル…」

「ホヒンダ村って…あったかいね。」

「えっ?」

「だって、相手がどんな人であっても、仲良くしようとするじゃない…。

 そういうの、いいなって、思うよ。」

「シェル…」

「あたしとジェーンが何だって関係ない…

 ホヒンダ村って、いいね!」

「へへ…っ、ホヒンダ村にはね、ないんだよ。」

「え?」

「国境が、さ!」

「さよりん…そうだね!」


その後も、いろんな人に紹介し、家に帰った。

帰ったとき、シェルは、もう1度よろしくと言った。

こっちこそ、よろしくね!


3話☆終