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5話［　*—戻れない—*　］


次の日、シェルは完全に回復し、平熱まで戻った。

今日は何をしよう？と考えてたら、シェルとジェーンが会話してるとこに遭遇した。
2人はコソコソと密談のように話していた。
聞いちゃいけない、と思ったけど、そう思えばそう思うだけ、聞きたくなってしまう。

2人に気づかれないように、木の陰に隠れて、話を盗み聞きしていた。


「ねぇ、どうする…の？」

「僕に言われたって…、そもそも、どうして僕たちはここにいるの？」

「それも分からないんだよね…。」


何の会話をしてるのかな…、

あたしが2人から少し距離があるからか、あまり聞こえない。
少し近づいてみた。



「じゃあ、もう、戻れない？」

「今のままじゃ、何とも言えないわね…。」

「っ…、」


え、戻れない…？

2人は、遊びに来たとか、そういうのじゃないの…？
そしたら、どうしてイタリアの人が日本に…

意味、分かんない…。


「まぁ、しょうがないよね…。」

「戻れることを信じて、ここにいるしかないか…。」

「うん…。」


2人の会話は終了したらしい。

でも、そこから動かなかった。
あたしは2人に気付かれぬよう、そろりとそこから出てった…。



2人、は…戻れるの？

そして、どうして…ここに———————？



そんな疑問を抱えつつ、あたしはいつもの笑顔を振りまき、
いつものように、住人と遊んでいた———————…



5話☆終


〜作者より〜

最近、更新率さがってて、すみません。

でも、明日からは(多分)更新するように努力はします！
長かった体育祭の練習も今日で終わりましたし！(当日なので！)

ちなみに赤組優勝しました！(私は赤組です)

そんなわけで(?)、これから更新頑張りたいと思います！