二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: どうぶつの森 ホヒンダ村だより—迷える子羊達—*表紙絵up* ( No.307 )
日時: 2011/02/06 12:37
名前: ショート ◆XjkrQ1YXPY (ID: yMcAY8PJ)
参照: さよりんSIDEに戻ります!

58話[ *—あたしとジェーンと夕焼けと—* ]


「 ぬわぁっ!!?

  な……こ…………ジ……? 」


目の前にいて、吃驚したせいか、
意味の分からない言葉を発していた。

よくよく考えると、別に出てこなくてもよかったんじゃないのだろうか。
家の目の前にいたわけだし……


「 さ、さよりん……? 」

「 こっ、ここにいたんだねっ!

  別に家から出る必要っ、なかったなっ!」


何でこんなに緊張してんだよ、あたし……
意味、分かんない……


「 家から出る、って……? 」

「 え? 酷い姉を家に残してジェーンを探しに 」

「 そっ、そうなんだ…… 」


何でだろう、いつもみたいに、会話が続かない気がする……
まぁ、シェルのほうがよく話すけど…

それでも、何か会話が続かない……
ど、どうすればいいの……?


「 じゃ、じゃあ先に戻るね…… 」


結局、こうなっちゃう……

はっきりいって、沈黙には勝てないよ!!?
無理だからね!!?

あたしは沈黙に耐えられないんだっ!


「 まっ……待って! 」

「 へっ? 」


急に呼び止められ、声をあげてしまう。

何だろう?


「 そ、その…… 」


夕日に照らされてるからだろうか。
ジェーンの顔が、赤く染まっているように見える。

って、てててか何考えてんだよあたし!

思わず、つられてあたしも少し恥ずかしくなる始末。
ダメダメだなぁ、あたし……


「 あの、手紙のこと、だけど…… 」

「 うっ、うん…… 」


あの手紙……何か、思い出したら恥ずかしくなってきたよ……

でっ、でも、あれって、本当のことなのかな?
実はウソとかじゃなくって?

そ、それか……友達として、だよね。
そうだよねっ!

と、あたしは1人で納得していた。


「 あれ、ウソじゃ……ない、から…… 」

「 う、うん…… 」

「 あ、と…… 」


ウソじゃないのか、じゃあやっぱり、友達として、だよね。

って、あと?
まだ何かあるのかな?

何だろう?


「 そっ、その……として…………から……っ!!!!! 」

「 へ? 」


ゴメン、全く聞こえなかった!

もしかしたらあたしの耳、もう老化してるのかも!
もしくは難聴か?

とかいってる場合じゃないよね!


「 えっと、ゴメン、聞こえなかった……

  も、もう1回いってくれる? 」

「 ふぇっ!!? も、もう無理だよっっ! 」


ジェーンは顔を真っ赤にし、走り去っていってしまった……

結局、何だったんだろう……?


58話★終

=====作者より=====

いやいや、もうすぐ60話ですねっ!
この2人…どうすればいいんでせう?←

くっつ…かないかも?←
てか、これからどう進めましょうかね^p^

ちなみに、一番最初のさよりんの台詞の
『な……こ…………ジ……?』は、
『なんでここにジェーンが……?』
って言いたかったらしいんです(笑)