二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: どうぶつの森 ホヒンダ村だより—迷える子羊達—*表紙絵up* ( No.321 )
日時: 2011/02/07 17:42
名前: ショート ◆XjkrQ1YXPY (ID: yMcAY8PJ)
参照: どうするか決めました。 続きは本編にて♪←

61話[ *—決心—* ]


「 好きだよ……? 」


あたしの本心だよ。
ウソなんかじゃないよ。

友達として、だけど……多分……
でも、好きだよ……?


「 ねぇ、さよりんの好き、って……、どういう、好き……? 」


えぇぇ!!?
そ、そこまで聞くのっ!!?

ど、どうしよう……
でも、やっぱり、ホントの気持ちを……伝えなきゃ、
いけないよね……?


「 と、友達として、だよ……? 」

「 そう、だよね……。

  でも、僕は……違うんだ…… 」

「 ち、がうって……? 」


自分の体温が上がっていくのが分かった。

心の奥底で、あたしは何かを期待してた。
何を期待してるんだ、そう思ってしまう。


「 僕の……好きの……意味は、ね……

  友達として……じゃないんだ…… 」


ジェーンは、俯きながら言う。

ジェーンの頬は、見たこともないくらいに、
今まで以上に赤くなっていた。

つられて、何故かあたしも赤面してしまう。


「 僕はっ……、さよりんのこと、

  一人の女の子として、好きだから—————っ……!!! 」


ジェーンが、あたしの顔を見つめて言う。

て、てこと、は……


「 ら、ライクじゃなくって……ラブ、ってことかなっ……? 」


質問するあたしが馬鹿みたいに見える。
聞かなくたって、分かるはずなのに。

質問で、会話を繋げてた。

自分の鼓動が早くなるのを、感じながら———……


「 そう、だよ……、初めて……なんだ、

  女の子に、こんな気持ち抱いたの…… 」


ジェーンの答えに、あたしの心臓は止まりそうになった。

どう、するの……?
あたし……

答えが、見つからない……


「 えっと、あの…… 」

「 別に、さよりんが僕のこと好きになってほしいとかじゃないよっ!

  えっと、その……ただ、言いたかっただけ、なんだ……

  さよりんが僕のことを見てくれなくたって、構わないから…… 」


鼓動がどんどん、早くなっていく。

今まで握り締めていた手には、汗が滲んでいた。

あたしは……


「 あ、あたしはっ……ジェーンのこと……

  好き……かもしれない……? 」

「 か、かもしれない?

  何で疑問系……? 」


どうやって、言葉にすればいいんだろう?
どうすれば……?

ジェーンがあたしに気持ちを伝えてくれたんだから……
あたしだって、言わなきゃいけないのに……、

何て言ったら、いいの……?


「 べ、別にそんな無理しなくていいんだよ? 」

「 む、無理なんかしてない……、でも、言葉にできなくって……そのっ……! 」


どうやったら、自分の気持ちを伝えられるの?

どうすれば、いい……?

そのまま、言えばいいの?


「 きっと、とか、じゃなくって、あたしは……

  ジェーンが、好き、だよっっ……!!! 」

「 へ……? 」

「 だから、あたしは、ジェーンが、好き……! 」

「 ちょ、え、は……? 」

「 何回言わせる気だよ!

  大体、アンタから言ったんでしょ!!?

  バカッ……! 」


驚いたままのジェーンに、あたしは、一つの行動を取った。
静かな海に、チュッ、というリップ音が響く。

あたしは、ジェーンの頬にキスをした。


「 へへっ、何回も言わせた罰だからっ! 」

「 ……っ!!!! 」


ジェーンは、またまたタコのように真っ赤になる。

罰なんかじゃなくって、
あたしがジェーンのこと、好きだからだけどね?


「 さっさと帰るよ!

  怒られるのだけはゴメンだよっ! 」

「 ま、待ってよっ! 」


幸せいっぱい、笑顔いっぱいで……
何だか、心が温かい。

そして、今日……
あたしに、世界で一番大切な人ができた。

大好きだよっ!!


61話☆終

=====作者より=====

終わったぁっ!
っと、ごめんんさい、くっつけちゃいました;
コタロウ、全然出てないんで……;
ごめんなさい〜〜><

えと、ホムペのほうの守護霊とカミサマ編、終了しました!
あとは、こっちのコピペだけですね;

ちなみに、お次も恋愛関連で〜す;
ごめんなさい><