二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 第2弾!!どうぶつの森ホヒンダ村だより —迷える子羊達— ( No.34 )
日時: 2010/09/21 07:25
名前: ショート ◆P5dIQa6tkI (ID: hvvY4hVb)
参照: ホヒンダ村は今4月ってことで(ぇ

10話[ *—ガーデニング大会 前編—* ]


4月——————…

桜が散り始め、様々な花が咲く頃。
そんな中でも、ホヒンダ村は、全ての木が果樹な為、桜は見れない。

そして、花は全てさよりんかシェルが潰す為、これまた殆どない。


「さーよーりーんーっ!!!!

 シェールーッッッ!!!!!!!!」


ホヒンダ村に響き渡る叫び声。

声の主は…マリナーゼ村のちあきだった。


「げっ、ちあき!!?」

「何でここにいるのっ!!?」

「ちょっと、あんた達っ!

 あたしの花畑散らしたでしょっ!!!??」


何でバレたんだー、という顔のさよりんと、

お前はストーカーでもしてたのかー、という顔のシェル。

どちらにせよ、やったことに変わりはない。

そう、数十分前にマリナーゼ村に遊びに行ったさよりんとシェルが、
プレゼント風船を追いかけるが為、花を散らしていったのだった。


「あれはガーデニング大会用にとっておいた花だったのよ!!?

 どうしてくれんのよ、明日から大会だというのに!」

「え、ガーデニグ大会…おぉ、そんなのあったね!」

「大丈夫だよ、1週間ありゃ自分で何とかできる。」

「あんた達が散らしたんでしょーっ!!?」


適当に返事すると、余計に怒鳴るちあき。

しょうがない、とさよりんが…


「じゃあ、どーすりゃいいのさ。

 怒鳴ったって、花は戻ってこないんだよ?」

「きまってるでしょ、あんた達が作り直すのよ。」

「「えぇぇーっ!!!?」」


めんどくせーっ!てな感じの顔の2人。

罪はきちんと償いましょうね。


「だってさー、何があったのか分かんないよ!」


ちあきが無言でメモ用紙を手渡す。

そこには『赤いバラ12本、黄色いバラ5本、白いコスモス15本、赤いパンジー6本、紫のチューリップ3本、ピンクのコスモス5本、青いバラ5本』
と書いてあった。


「数えてたのーっっ!!?」

「当たり前じゃない。

 常日頃からやってるわよ。」


恐るべきちあき。

しかし、やってしまったことは仕方がない。

2人は、明日からのガーデニング大会用のちあきの花を作ることになったのだ—————…


10話★終