二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ホヒンダ村だより—迷える子羊達—*オリキャラ募集中* ( No.357 )
日時: 2011/02/09 23:04
名前: ショート ◆XjkrQ1YXPY (ID: yMcAY8PJ)

64話[ *—Together—* ]


ジェーン、可哀相に……
姉に見捨てられてしまった……

まぁ、入らせるわけにもいかないけどね。


「 じゃあ、次は…… 」


そんなこんなで数時間練習をし、
今日は終わりということになった。

そして、外に放り出されたジェーンも家に入れてもらえることになった……

うん、ゴメン、ジェーン……


「 何か家の中甘い匂いがする…… 」


あたしとシェルの体がビクッ、と震える。

そして、シェルがなんとも酷いことを言う。


「 あ、あんたの嗅覚狂ったんじゃない!!? 」


ホントに、酷いな。

狂ったって……、あたしもこの家は甘い匂いすると思うよ……
逆に言うと、シェルが可笑しいように聞こえる。


「 ひ、酷いよ姉さん…… 」

「 同感 」

「 何を言うんだ、さよりん!

  こいつは根っからのドMで、酷いことをされるのが大好きなんだ! 」


ま、マジでか……!!
ジェーンの新たな一面を知ったような気がするよ!

Mだったのか……


「 違うよさよりん!!?

  何真面目にこんな話信じてるの!!? 」

「 ローマ村では普通だったのに……、どうしてそんな急に…… 」


つまり、この村に来てから変わったのか!?
いや、態度か?

うーん、とりあえずジェーンはMなんだよね、覚えておかなきゃ。


「 とゆーわけでさよりん、このドMな愚弟をヨロシクね! 」

「 投げ出しやがった! 」

「 僕はMじゃないってば! 」


そんなこんなで、家では変な会話が続いていた……

ってゆーか、支えてもらってる弟を愚弟呼ばわりしたよ……この姉……


「 皆さん、夕飯の支度を始めましょう! 」

「 えー、メンドくさっ! 」


さよりんに反発するシェル。

そんなに夕飯が食べたくないのか。
そんなに夕飯が抜かれたいのか。


「 今日はラブラブなお2人でやってくださ〜い 」

「 あ、いいですね! 」

「 何言ってんの!!? 」

「 じゃあヨロシク 」

「 私はお部屋で待ってます! 」

「 待てやこらぁ! 」


部屋はドタバタと大騒ぎ。
人任せかよっての!

大体、あの一言目は何なんだよっ!


「 よし、じゃああたしがやってあげるかわりに…… 」

「 かわりに? 」

「 選択肢をあげるから、選んでね!

  いちー、釣竿のルアーにされる、にー、海に突き落とされる…… 」

「 どれもこれもやだよ! 」

「 じゃあやれよっ! メンドがるんじゃないっ! 」


まぁ、あたしがシェルにいてほしいのはズルイ、とかだけではない。

まぁ、2人きりはちょっと……ね……?
気まずいっていうか、なんかこうっ……!

すると、シェルがあたしに耳打ちをする。


「 何言ってるの? これはあたしからのチャンスのプレゼントなんだから! 」

「 は? 」

「 折角2人きりにしてあげようとしてあげようとしてるんだから、

  素直になさいよっ! 」


なっ……、つまり、わざと?

余計なことするな、バカァッ!!
大体、何話せっての!!?

話題がないだろ!!?


「 話すこともないしっ……! 」

「 バカねぇ、こっそり好きなこととか聞き出せばいいじゃない!

  あたしも知らないし! 一石二鳥じゃない! 」


あたし、利用されてないだろうか。
一石二鳥なのはシェルから見たら、の話だろ……

大体こっそりもクソもあるかぁっ!

どうやって聞けっての!!?


「 じゃ、頑張ってね! 」


まっ、マジで……!!?


64話★終

=====作者より=====

まさかの展開^p^
ちなみにサブタイトル(?)のTogetherは一緒に、とかっていう意味だったと思われます((

ホムペの更新も頑張りたいと思います!
新小説のキャラ絵は3連休中に終わらせようと思ってます。

ではでは!