二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: ホヒンダ村だより—迷える子羊達—*オリキャラ募集中* ( No.387 )
- 日時: 2011/02/11 20:19
- 名前: ショート ◆XjkrQ1YXPY (ID: yMcAY8PJ)
- 参照: http://ameblo.jp/short-inamori/
67話[ *—前日—* ]
女の子が男の子に気持ちを込めたチョコを送る日……まで、
あと1日。
つまり、今日は前日。
まぁ、今は逆チョコとか友チョコとかなんかもあるけどね。
「ねぇねぇ、どうして教えてくれないのー?」
「うっさい、ひっついてこないで!」
後ろにいる少女、シェル。
あたしからどんなチョコを作るか聞き出そうとしてるのだ。
なんとも迷惑なヤツだと思う。
どうせ食えないのに知ったところで
何もならないじゃん……。
「ちぇ、つまんないの……
まぁいいや、明日本番なんだから、今日は明日のチョコを作ることをおすすめするよ!」
「とか言って冷蔵庫覗いてどんなのか見るつもりでしょ?」
シェルの額には、冷や汗のようなものが伝う。
図星だったようだ。
「べべべ別に、そそそそういうわけじゃあ……」
「噛みまくり。
別にアンタがもらうわけじゃないんだからいいじゃんよ」
「だからぁ、もらわないんだから見るくらい、いいじゃん」
だから、見ることに何の価値が。
どうせ食えないんだってば!
「あたしは明日の朝早く起きて作るつもりだから、じゃあね」
「あ〜ん、いけずぅ〜!」
何がいけずじゃ!
イタリア人のくせに……
それにしても、今日は何しよう……
そういえば、チョコのことばっかりで、ラッピングとかの練習してなかったかも……
今日はラッピングをやろうかな?
「たぬきちー」
「あ、いらっしゃいだなも!」
「ラッピングの道具とかない?」
「コレだなも」
そう言ってたぬきちはあたしに色んな種類の
袋やリボン等を見せる。
とりあえず、買えるだけ買っておこう。
「まいどだなもー」
あたしは、見送るたぬきちを背に、
駆け足で家に戻る……途中、
何かとぶつかった。
何だろう……?
「あ、ごめんなさい……」
「い、いえ、こちらこそ!」
「では、失礼します……」
慌ててたのか、そのぶつかった女性は何かを落とした。
何だろう……、これ……
何かの鍵、だろうか。
「いけない、早く帰らなきゃ!」
あたしは、再び走り出す。
そして、家に戻り、ダッシュで自分の部屋へ行く。
「流石バレンタインフェアのものだけあって、
ピンクとかが多いなぁ……」
全く確認せずに買ったので、あたしはまず最初に、
買ったものを確認した。
よーし、まずはこれとこれを……
———数時間して、練習を終える。
もう日は西側に傾いてた。
そして、部屋の窓からオレンジ色の光が、真っ直ぐ差し込んでくる。
夕日って、キレイ、だな……
そんなことを思っていると……
「さよりんさん、電話です」
「あ、今行く……」
何だろう。
滅多に電話なんてこないのに……
何だろう……
「も、もしもし……」
「貴方がさよりんさん、ですか?」
「そう、ですけど……」
どこかで聞いたことのあるような声。
透き通った、キレイな、声……
「…………は、…………ますか?」
「え、あ……いえ……」
「そう、ですか、分かりました……
では、失礼します……」
今の声、お昼にぶつかったあの人の声だ。
じゃあ、まさか、あの人が————……?
そんな疑問を抱き終わった、今日一日。
バレンタイン当日、あの人の言ったとおりになってしまうのか……
67話☆終
=====作者より=====
シリアスが入ってきたですw
バレンタインは何もないといいですねぇ。
ところで、あの女性、ってどの女性ですk((マテ
ウソです、冗談ですってば!
ちゃんと設定もありますよ!
名前だってあるんですかr((帰れ
さぁさぁ、そろそろ70話ですよっ!
早くシリアスにしたいなぁ((
シリアス書くのが一番楽しいんです。
勿論、読むのもですけど♪←