二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: ホヒンダ村だより—迷える子羊達—*オリキャラ募集中* ( No.405 )
- 日時: 2011/02/12 13:53
- 名前: ショート ◆XjkrQ1YXPY (ID: yMcAY8PJ)
- 参照: http://ameblo.jp/short-inamori/
75話[ *—事件—* ]
「ど、どんな……?」
「あたし達の両親が殺人を犯したのよ。
その後、両親は自害したわ……」
そ、そうだったんだ……
じゃあ、今2人にはお父さんもお母さんもいないのか……
でも、そうすると何が変わるの?
「でも、証拠は何一つ見つからなかった。
なのに、あたし達は殺人犯だの何だの……って言われたのよ」
「それで、さっきの女の人……いたでしょ?
その人のもうひとつの村……そう、ローマ村に移ったんだ」
え?
何で??
別に移っても何も変わらないんじゃ……
「そのもう一つの村……は、仮のようなものだったの。
その人もあまり来なかったのよ。
で、ローマ村のほうが安全だからって……」
じゃあ、あの人根は優しいのかな……
でも、そうなのかもしれない。
やりたくてやってるわけじゃないって言ってたし……。
「そのときは本当に神様のように思えたよ。
こんなあたし達を、受け入れてくれたんだもん」
そうだよね……
あたしでも、そう思う。
「けど、村の様子は一向に変わらなかった。
さよりんは行ったんでしょ?
ローマ村……家にラクガキがあったりしたの、あれは住人の仕業なんだ」
そうだったんだ……
でも、何でそんなこと……、
そんなことする意味が分からないよ……
「それを命令したのは、あの人だったの」
え……?
なん、で……?
命令……?
「それを知ったときには絶望したよ。
あんなに慕ってたのに、裏切られた……って」
「だから、色んな国の言葉を覚えてるんだよ」
「へ、何で?」
「本当は、前々から決めてたの。
この村から逃げようって。
地図もないし、どこに行ってもいいように、って……
だからあたし達は日本語が話せるんだよ」
そうだったんだ……
でも、何であの人も一応日本語話せるんだろう?
「あの人はね、追ってきたのよ、あたし達のこと」
「どこへ逃げててもいいように、ね……」
「ウソ……」
でも、逃げたのを知ってから、なんだよね……
だからシェルやジェーンより日本語が上手くないって言ってたのかな?
あたし的にはかなり上手だと思うけど。
それに、後から勉強してあそこまで上手ってことは、
あの人はかなり頭が良いのかもしれない。
「そう、あと……あの人はどの村へも許可なく入れるのよ」
「あとは……どんな扉も開けれる鍵を持ってたはず」
か、ぎ……?
って、もしかして、此間落とした鍵って……
「ねぇ、この鍵って……」
あたしは、金色の鍵を見せる。
陽の光があたり、反射して輝いている。
そんな鍵を見て、2人は驚く。
「うん、その鍵が、まさに……どんな扉も開けられる鍵、だよ……」
75話☆終
=====作者より=====
どんな扉も開けれる鍵って、マスターキーみたいn((ry
それにしても、どうやって続けませう((
あ、ブログ更新したのでよかったら見てください((は
あー、続きどうしよう……