二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ホヒンダ村だより—迷える子羊達—*オリキャラ募集中* ( No.406 )
日時: 2011/02/12 14:51
名前: ショート ◆XjkrQ1YXPY (ID: yMcAY8PJ)
参照: http://ameblo.jp/short-inamori/

76話[ *—鍵—* ]


でも、これどうやって使うのかな……
使い方が分からないんじゃ、意味……ないよね?

大体、この鍵が普段どんな使われ方をされているのかも知らないのに……


「そういえば、私見たのです」

「え、何を……?」

「あの女の人が、それに似たような鍵を持ってたのを……」


似た鍵?
スペアキーとか?

てか2個もあるか? 普通……


「何か別の鍵なのかな……」

「もしかしたら、この鍵とその……持ってた鍵が一緒じゃないと使えないとか?」

「それかまったく別の力を持っているか……」


よく分からない。
ただただ時間は過ぎるだけ。

どうすれば、いい?


「2週間の間に、この村から出る?」

「いや、それは無理だと思う……」

「な、何で?」


何でそんなことが……?
ううん、何で出れないんだろう?


「きっとあの人のことだ、この村は今、ローマ村としか繋がらないよ」


そっか……
もう先手を打たれているのかもしれないのか。

……だったら!


「ねぇ、試して、みない?」

「た、試すって?」


シェルとジェーンは分かってなさそうな顔をしていた。

試すっていったら……


「この鍵、使えるかどうか。

 使えるのなら、アイツが持ってた鍵も使えるはず。

 でも、使えなかったら一緒に使う可能性が高い……ってこと」

「そ、そっか……そうだね、やってみよう!」


あたし達はゆっくりと関所へ向かう。

あたし、シェル、ジェーン、さよるん……
皆で、一緒に。


「でも、行くなら何処に行くのですか?」

「そうだなぁ、ルイコちゃんとか頼れそうだし……」

「でも、通じなかったらどうする?」

「う、うーん……」


通じなかったら。
それはそれで不安だ。

けど、通じないのならあっちだって使えないんだ。

通じたら。
ルイコちゃんにヒントを貰えたら、いいな。

でも、もう1つの……どんな力か知らないけど、
あちらだって使える。

どちらに傾いても、いいこととよくないことがある。


「よし、じゃあ使ってみよう……」


門番さんには一旦出て行ってもらった。
あまり目に付くのは困るから。

何とか説得をした。


「それ……!」


鍵を指し、右に回転出せようとする。
けど、はまっているのに、回らない。

と、いうことは……


「つか、えない……」


きっと、あっちだって使えないのだから。
けど、あっちは単体で使えるのだったら、どうしよう。

不安がつのる。


「どう、する……?」

「でも、使えないなら仕方ないよね……」

「さよりんさん……あの、」


さよるんが、言いかける。
何だろう。


「その鍵、もしかしたら何かの力が必要、とかではないのでしょうか?」


ち、から……
もし、そうなのなら。

あたしには絶対に使用できない。

そして、アイツは使用できる。

それじゃあ、意味ないよ—————……!


76話★終

=====作者より=====

使えないということが判明!
ところで、何の力使うんですか。
いや、一緒に使う確立もあるんでした((

今日もう1回更新しよう(ブログのほう←)

この話は今日何回更新するのやら、ですw