二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ホヒンダ村だより—迷える子羊達—*オリキャラ募集中* ( No.417 )
日時: 2011/02/12 17:58
名前: ショート ◆XjkrQ1YXPY (ID: yMcAY8PJ)
参照: http://ameblo.jp/short-inamori/

79話[ *—プレゼント—* ]


さぁて、これからどうしよう。
いろいろと。
ホントに、いろいろと。

あんなこと言っちゃって、もしも明日大群で攻められたら……


「さよりん、何暗い顔してるの?」

「あんなこと言って、何も考えてないんだよ、うふふ、あははは……」

「大丈夫だよさよりんなら、何も考えてないって信じてた!」


その信頼はとてもいらないよ!
何その信頼!!?

いや信頼じゃないかも!!

なんて頭の中が愉快なことになってくる。


「でもさ、その鍵の使い道がなんとなく見えてきたよね」

「攻撃に使うのかぁ……なんて物騒な鍵なんだろう」

「はっきりいって、鍵である必要性が感じられないよ」

「あの人の趣味なんじゃないの〜?」


なんて、勝手なことを言って、盛り上がる。
ふぅ、どうしよう……

そういえば、さよるんが見当たらない……


「ね、さよるんは?」

「知らない」

「何ですか?」

「いた!!?」


なんて神出鬼没な守護霊なんだ!
てか、かなり自由だね!


「もうご飯ができたのですよ」

「今日は早いね」

「えぇ、力使いましたから」


そうだろうと思ったよ。

あたし達はさっさとご飯を食べ終え、自室へ戻る。
この鍵、他に使い道はないの……?

どんな扉でも開けられるのはすごい。
攻撃できるのは、すごい。

でも、ただ危害を加えるだけじゃないか。


「何かないかなぁ……」


すると、突然脳内に声が流れ込んでくる。


「さよりんさん、さよりんさん……」


とても透き通ってて、キレイな声。
誰、だろう……

周りに人はいないし。


「だ、れ……?」

「私の元へ……来てください」

「いや、誰……?」

「噴水まで行ってください」


あたしの言うこと前面スルーだよね。
まぁいいか。

それにしても噴水……
何か懐かしい気がする。

噴水は、今では思い出の場所。
あたしの、大切な場所……

あたしは、駆け足で噴水へ向かう。


「じゃあ、そのまま噴水に飛び込んでください」


と、飛び込む!!?
ってことは、あれか、またあれか!?

何かもう、大体見当つくよ……

あたしは色々と諦め、中に飛び込む。
すると、何かの光に包まれ、どこかへ誘導される。

バシャッ、という勢いのある音とともにあたしは外へ投げ出される。

やっぱり、ここは……


「アンタが、さよるんの次の神様?」

「はい、そうです」


ところで何であたしを知ってるんだろう。

周りを見ると、何か歓迎されているようだった。


「で、あたしに何か用かな?」

「はい、ちょっとした、プレゼントを」


面識もない神様からいきなりプレゼント……?
開けたら玉手箱みたいに年老いたらどうしよう。

って、流石にそれはないか。


「困ったときに使ってください。

 例えば……今の貴方のように」


どういうこと……?


79話☆終

=====作者より=====

もう次は80話!
一日でどんだけ投稿してるんだ、自分!

ところで、神様からのプレゼントって何でしょうね?

そして今回はそこまでシリアスがないですね。
つまらないでs((

もうそろそろ名前出してあげなきゃなぁ←