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14話［　*—家賃と土地使用量ヨロシクね♪　byさよ＆シェル　後編—*　］


「周りにちあきは居ません!!さよりん隊長!!!」

「よーし、突撃だぁーっ!!!!」


と、下手な演技つきでマリナーゼ村へ侵入するあたしとシェル。

お、カラスアゲハだっ!!!


「うおりゃぁぁ!!!!!!」


掛け声とともに一気に飛び出すあたしたち。

下にあった花が『ズシャズシャズシャ！』といってるが気にしないのがあたし。


「よっしゃぁ、あたしの勝ちっ！」


満面の笑みを浮かべるシェル。


「くっそ、次はあたしが捕るからねっっ!!」


というわけで、第一回カラスアゲハ争奪戦を制したのはシェル！(一回目なのか？)


「よし、金バラと青バラGET！」

「あたしもーっ♪」


あたしが最初に金バラと青バラを盗る。

便乗してシェルも盗った(全部)。

というわけで、次は——————…


「ねっ、掲示板にちあきの悪口書き込んじゃおうよ！」


シェルが突然提案を出す。

もちろん、満面の笑みで。

あたしも、満面の笑みで返す。


「NICE IDEA☆」

「じゃあ役場へゴー！」

「おーっ!!!」


似たもの同士のあたしたち。

例え生まれ育ちが違っても、心が通じてんなら、それでいいんだっ！


「(カキカキ...)よーし、できたっ♪」


あたしたちの(ある意味合作？)書き込みはこう。

『ちあきのケーチ！　自称セレブのおばはん！
　
　ベルがあるからって、自慢すんじゃねー！

　花があるからって、自慢すんじゃねー！

　今度村中の蜘蛛を木から落としてやるっっ!!!

　　　　　　byさよ＆シェル』


という感じだ。

んん？何か、殺気みたいなもの、が…


「あんたたちぃ〜…また花散らしてーっっ!!!!!」

「ギャー!!!!出たー!!!!!

　妖怪自称セレブババァ!!!!!!!!」

「逃げるよ、シェルッ!!!!」

「おうよっ！」


ちあきが出遅れたため、あたしたちはとっとと村に帰る。

帰ったら、ジェーンがやることやって、
ふてくされてた。

ごめんよ、ジェーン(ちあきには謝らない)


14話★終