二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 第2弾!!どうぶつの森ホヒンダ村だより —迷える子羊達— ( No.5 )
日時: 2010/09/05 11:49
名前: ショート ◆P5dIQa6tkI (ID: hvvY4hVb)
参照: 今日1時から友達とカラオケ行くので、かけないです。

1話[ *—再び—* ]


今日も平和なホヒンダ村。

———————ホヒンダ村からさよるんがいなくなってから、数年…。

さよりんは、明るさを取り戻し、今日も村を駆け巡る——————…、


「さよりん…!!!! 大変!!」

「どうしたの?」


レベッカが、さよりんに差出人不明の、一通の手紙を差し出した。

…でも、宛名はあった。

『さよりんさんへ』と書いてあった。


「誰からだろう…。」


さよりんは、封を切り、中身を確認した。

けれど、白紙の紙が一枚入ってるだけだった。

これじゃ、何も分からないと、さよりんは溜息をつく…


『…さよりんさん、聞こえますか?』


どこからか聞こえる、懐かしい声。

でも、周りには誰もいない。


「誰…?」

『さよりんさん、ここです、貴方の…上にいます!』


自分の上を見る…と、

そこには、黄緑色の肩までの髪、

前髪を6:4にして、死装束を着た少女————・・・

まぎれもなく、さよるんだった。


「さよ…るん!!?? 何で…、」

「守護霊に、戻ったんですよ。」

「え…っ、」

「もう、次の神も決まりました。

 わたしの仕事は、ここまでなんです。」


勝手に緩んだ涙腺。

それを隠すために、さよるんに抱きつく。


「久しぶり…、さよるん!」

「また、よろしくお願いします…!!」

「よろしくね…!!」


ずっと、幽霊たちが見えなかったさよりん。

でも、さよるんとの再会で、また、幽霊が見えるように—————…

そして、気になる点が、1つ残っていた。


「そ、ういえ、ば…守護霊の、力は…どうなったの?」

「…残りませんでした。」

「そ…っか。」

「でも、少し残ってるような気もするんです。

 使えるほどじゃありませんけどね。」


さよるんは苦笑する。

力がなくたって、さよるんはさよるん。

おかえり…さよるん!


1話☆終