二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: bio hazard Episode ( No.11 )
日時: 2010/09/11 21:17
名前: 黒影 ◆BX9zGDO0G. (ID: S8wpdLDK)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode

 神紅の透き通るような肌に噛まれた後がないのを確認し、影璃は今度は、商店街から一番近い中学校、二中を目指すことにした。

「…しかし、入夢には死体ばっかだな。もうこんなに歩き回っていたのか、彼奴等」

 どう見てもさっき死んだようなゾンビの死体を眺めたりしながら歩いていると、影璃は気になる物を見つけた。

 血にまみれた自動式拳銃である。

「これは……グロックか」

 SATのグロック19ではない。

 恐らくW.S.Sのグロック17だ。

「…彼奴等も所詮人間だしな……」

 しかし、肝心のW.S.S隊員の死体が見当たらない。

 周りを見ても、死体がない。

 それどころか、それ以降の二中までの道で、人の死体もゾンビも見かけなくなった。

「…こいつァ、とんだ変異種が見られそうだ……」

 9mmなんかで太刀打ちできるだろうか、などと思いながら、影璃は神紅と共に二中の校門をくぐった。