二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: REBORN! 時と影のアリス ( No.6 )
日時: 2010/09/13 20:43
名前: 卍鄙城卍 ◆8TM.1EWlaA (ID: MlM6Ff9w)

Ⅳ. 雨の契約継承

「えーでは今日は陸上記録会の選手を今発表します」
と学年集会で2年生が全員集まる。

山本はソフトボール投げの選手で獄寺達は何処にも当てはまらなかった。

※瞬と綺咲良は100m走。

「玖珠神さん確か運動神経よかったんじゃ・・・?」
「めんどくさいの。だから辞めた。」

とブーブー休み時間言いたい愚痴を全て言いそして席に着く。

「山本。。」
「んっ?」
「後で、屋上に居て。」
「?何でなのな?」
「・・・契約に相応しいか。」
「・・・ハッ?」
と算数で前の席の山本の背にシャーペンの芯をぶっ刺しながらそういう。

「えーと浹の授業はここまで。後気を付けて帰ること。」
と6時限目の算数が終わり山本は言われた通り屋上へ向かっていた。

一方サラは
「お前、、、それでいいのか?」
「良いよ。。大抵アリスって人形だし。・・・俺も作られてはまた継ぎ接ぎの様に・・・ね。」
とそう切なく言い放って蒼く淡く光り、おさまった時には前世の姿になっていた。

「サラー何処に・・・」
「こっちよ。」
とストンッと貯水タンクから飛び降り山本の目の前に行く。
「サ、サラなのか?」
「そうでしょ。ドッから見ても別人みたいだけど。変わりないのは刺青だけ。」
ホラと指差す。

「で、用ってのは?」
「・・・アリスは人形。だから主が居なければ只の捨て駒。俺は雨・・・時雨のアリス。同じ属性を持ち、覚悟の高い者ではなきゃ主とは成り立たない・・・だから、お願い。俺の主になってください。」
「山本。これはマジだぞ。サラはアリスだ。。」
「何で・・・俺なのな?スクアーロだって居ただろ?」
「・・・スクアーロは駄目なんだ。うん。苦手・・・」
とうつむく。
「ところでサラ。」
「何。、、」
「契約認定試験の内容はどうなってるんだ?」
「何・・・もうとっくにできている
       十年後の俺と戦ってもらう。」
「なっ!?」
「山本、これは俺からの頼みでもあるぞ。」
「・・・解った。その試験、、受ける。」
「♪そっか。じゃあちょっと待って。」
と物陰に隠れたかと思うと濃い霧が発ち霧が晴れると


ポニーテールしているサラの姿があった。

「じゃあ、始めようか。さっきも言ったけど俺を倒せればいい話だから。」
「っあ、わ、解った・・・のな。」
とその大人びた姿のサラに動揺しつつも時雨金時を構える。

「功式八の方 篠突く雨!!」
「蓬莱竜!!」
と刀同士が交じり合う。
「リ、リボーン!!何であの女の人と山本が戦ってるの!?」
「口出しするんじゃねぇぞ。アレは試験だ。それにあの女はサラだぞ。」

「どうした、のっ!まだ、本気出してないなんて、ぶっ殺すよ!」
「サラ、もそう、だろ!」
「じゃこれはどう?」
と影を刃の様に鋭くし、切裂く。
「陰陽影!」
「っ逆巻く雨!!」

「あーあ、負けちゃった。」
「・・・え?」
「だって俺の手から刀落としたじゃん。」
「お見事だぞ。」
「小僧!」「リボーン!」
と二人が声をそろえる。
「サラ、よく制限できたな。山本もよく頑張ったぞ。」
「まぁ・・・あれでも全力だったし・・・最近はこれだけでも疲れてるんだか・・・ら。」
とサラはその場に倒れ込む、が山本が支えた。

「・・・あれ?何か小さくなってない?」
「そうだぞ。サラは十年後の姿と分けているからな。胸もねぇだろ。」
「へっ!?あ、ま、、、まぁ。」

「サラ!」「サラ様!」
と陰陽月華の守護者も屋上に来る。
「っまさか・・・貴様・・・サラ様に・・・」
「違うぞ綺咲良。雨の契約認定試験をしたんだぞ。」
「まさか・・・何故?」
「縋りたかったんだろーな。。まだ年端もいかねェんだ。・・・怖かったんだろ。きっとあんな思いはもうしたくねぇんだ。だから山本に縋った、と俺は思うぞ。」
とリボーンはツバを深くかぶりそのままそっぽ向く。

「・・・ってことは、山本、少しいいか。」
「え、あ、どぞ・・・」
と山本はそのままじっとする。
「・・・あぁやっぱりな。首筋に、、、サラの刺青の蒼いフルール・ド・リスの紋章がある。」
「?それはどういう意味っすか?」
「お前は認められたんだ。サラに。もしかしたら立場が逆になってサラが主となる場合もあるかもしれない。その時は・・・頼む。ま、敵を守るのは得意だしな。サラは。」
「ど、ども・・・」


「んんぅっ・・・」
「おはよ。サラ」
「あっ俺・・・寝ちゃった・・・ごめん。」
「否いいのな。このまま泊ってた方いいと思う。瞬先輩には言っておいた。」
「・・・山本ゴメンね、俺が勝手に試験やるとか勝手に言って。」
「そんなことない。寧ろうれしい。縋ってくれて」
「でも・・・山本にh「良いんだ。サラが傍に居れば。ずっと。幸せだから」

時の神様、もし、別のアリスたちが来たら、


どうか、どうか・・・

ティアスに過ちを請う許可を。


そして、他のアリスたちが来たらどうかこの物を守る力を・・・


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Ⅴ.時ノ歯車ト狭間ノ修復