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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 爆想サザエさん ( No.122 )
- 日時: 2010/12/12 12:57
- 名前: ACT (ID: nrzyoCaD)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode
20
タイコを追い出すような形で帰らせたサザエはシャワーを浴びに風呂へ入った。マスオの浮気、カツオの足、タラオの不登校、波平の借金(気づいているのだ)、そして自分の覚せい剤を洗い流せると思ったが、そう簡単にはいかない。考えると余計に頭の中で渦巻くだけだった。
鏡を見た。
白髪が増え、頬はたるみ、小じわが目立っている。まだ20代だというのに40代と言われても分からないだろう。今日で何十回目のため息をついた所で、洗面所の扉が大きな音を立て、開かれた。そこに立っていたのはタラオだった。肩で息をしている。
「まあ、どうしたの?タラちゃん」
「ママ、タマが……タマが〜!」
「え?」
一旦タラオを落ち着かせて事情を聴いてみるとタマが死んでるというのだ。場所を聞き、すぐにその場へ向かう。
そこは近所にある小さな公園。昔タラオやカツオを遊ばせたことがある。
こっちと息子に連れられて走ると、隅にある茂みの裏にたどり着いた。
そこにソレはあった。
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