二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 爆想サザエさん ( No.136 )
日時: 2010/12/12 13:51
名前: ACT (ID: nrzyoCaD)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode

23 【波平】

 あ〜、寒いわい。
 遅れてきたわしを3人は待ってるようだ。マスオは少しわしを睨んでいる。
 全たくそこら辺に勝手に埋めとけばいいじゃないか。まあタラちゃんも可愛いししょうがないか。
 というか何時になったら始まるんじゃ?訴えるように3人の方を向いたらサザエが、父さんが埋めてよと目で訴えてきた。
 何と!?この年寄りのわしに埋めろというのか!全く父に向かって何てことを。一家の主としてやるしかないの〜。
 いやじゃったが、わしはビニールシートを持ち上げた
 その時じゃった。
 うっ!こ、腰が……。意外に重いぞ、タマ。いつの間にかこんなに太っておって〜。わしらの家計を考えろ、このバカ猫が!
 くう〜、こんなに臭いとは。でもわしから遠ざけると重みでタマを落としてしまう。しょうがない、昨日ヤクザの汚い靴も舐めたんだ。ここは我慢してやるしかない。わしはビニールシートを抱き寄せた。愛しく抱いてるわけじゃないぞ!
 あ、確認しないといけないか。一家の主としての威厳もあるしな。わしは、サザエ、タラちゃん、マスオとゆっくり見つめていった。マスオの目にいった時、マスオが頷いてきた。臭いから早く埋めろというのか。なんとも情けない男じゃの〜。こんな男だからサザエも最近おかしいんじゃないのか?
 
「埋めるぞ」
 
 決まったか?臭くて臭くて早く埋めたいわ。でもわしはゆっくりおろしたかった。だが腰が痛くて痛くて……落とした。鈍い音を立てて底に着いた。マスオはそれを見ると素早くスコップで土をかけ始めた。それに続いてサザエも同じ動作を始めた。ほ〜、タマが臭くて速く埋めたいんじゃろ〜。見え見えじゃわい。 しかしタラオはうずくまり体を震わせている。全く可愛い子じゃ。
 ふ〜、やっと終わったぞ。
 わしは悲しい顔をしながら家に入った。それから、そそくさと風呂場に行く。もちろん汚らしいタマの汚れを落とすためじゃ!