二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: Angel Beats!(仮タイトル) ( No.89 )
日時: 2010/11/14 10:17
名前: 達也  ◆Jb70cOv9yg (ID: .ys/4ZzH)

 「大晦日」
 12月31日
 ここ死後の世界でも大晦日はあるみたいだ

 校長室(対天使用作戦本部)
ゆり「ついに今年も終わりね」
日向「あっというまだったな」
ゆり「今年は音無君が入隊して、岩沢さんが成仏しちゃって、いろいろあったわね」
   そうだ、みんな年賀状はちゃんと書いたわよね」
音無「あぁ言われたと通りに戦線メンバーの全員に書いたぞ(全く知らないやつにもな・・・)」
日向「おかげで手が痛かったぜ」
ゆり「まぁそうよね・・・私も47人全員に書くのは大変だったわ」
大山「あれ?47人?僕43人しか書いてない・・・」
高松「おかしいですね・・・私は45人なんですが・・・」
音無「俺48人なんだけど・・・」
ゆり「なんでみんなバラバラなのよ!!まず音無君、1人多いわよ!!」
音無「そ、それは・・・」
ユイ「私、岩沢さんの分も書きました☆
   そして23人☆」
全員「少なっ!!」
ゆり「そっか音無君も岩沢さんの分も書いたのね・・・それで48人・・・
   あれ?じゃあ私は誰を書いてないのかしら・・・」
全員「ゆり/ゆりっぺもかよ!!」
ゆり「仕方ないじゃない!!48人も多すぎて誰を書いたか忘れるんだから!!」
音無「書いた人から名前の欄にチェック入れたらいいんじゃなかったのか」
ゆり「・・・・・・」
音無「(知らなかったんだな・・・そして俺も岩沢の年賀状も書かねえとな)」
日向「でも、俺でも38人だぜ」
ゆり「10人どこ行ったー!!(殴)」
日向「いってぇー!!」
 ゆりの右ストレートが日向の顔面にヒットし、日向はうずくまった
 そして・・・
ユイ「とどめを・・・刺す!」
 ユイがとどめを刺そうとしていた
日向「刺されるかぁ!!」
ユイ「ぐわっ!ギ、ギブギブ・・・」
音無「にぎやかだな・・・相変わらず」
椎名「あさはかなり」


 夜11時
 俺は自動販売機でKeyコーヒー買って飲んでいた
音無「(今年ももう終わりか・・・去年の今頃は必死に勉強してたんだな
   でも、俺は死んだんだ・・・去年の1月に・・・
   もうすぐ死んで1年か・・・)」
 俺は生前のことを思い出しながらコーヒーを飲んでいた
音無「(そして、電車事故で俺は最後に自分が目指していた医者としての仕事が少しできた・・・
   正直言って嬉しかった、1人死んでしまった時は悲しかった・・・悔しかった・・・
   俺は今、五十嵐たちが生きているかは知らないけど、たぶん・・・いや、絶対生きてるだろう
   そして俺はこの世界に来た・・・死後の世界
   死んだ世界戦線)
 俺はコーヒーを飲み終えたがしばらく自販機から離れなかった
音無「(そこから、またいろいろあったな・・・
   オペレーショントルネードで食券巻き上げて、ギルドでトラップを避けながら進んで、球技大会でピッチャーをして日向とユイの漫才でサヨナラ負け・・・テストで日向が飛んで、大山が告白して・・・あれは惨めだったな・・・高松があんな体だったとはな・・・
   そしてすべてに関係していたのが・・・)」
音無「天使・・・立華奏・・・」
立華「呼んだ?」
音無「えっ?・・・・えっ!?」
 俺は驚いた、俺が知らない間にいつのまにか立華が俺のそばに来ていたことに
 全く気づかなかった
音無「立華・・・どうしてここに?」
立華「見回りよ、そしてら音無君がずっと動かずにうつむいていたから」
音無「そ、そうだったのか・・・」
立華「それで、私の名前つぶやいていたけど」
音無「あれ?声に出てた?」
立華「私の名前だけ」
音無「そうか、悪かったな・・・
   ただちょっと、生前のこととこの世界に来てからのことを振り返ってたんだ・・・」
立華「そう・・・」
音無「じゃ、俺部屋に戻るよ・・・
   また来年も迷惑ばかりかけると思うがよろしくな」
立華「うん」

 そして俺は部屋に戻った
 気がついたら12時まで残り5分だった
 今年も終わり、また新たな一年が死後の世界でも始まる

 大晦日 完